日本では発売していないフラッグシップ機「LG G5」を触ってきたので、画像や動画で紹介します。
なお、使用中は端末側の画面はOFFになるようです。
実際に使用してみましたが、動きはスムーズで頭の動きにしっかりと追従できていました。
映像も十分使用に耐えうる画質で、VRコンテンツを存分に楽しむことができそうです。
まず性能ですが、Snapdragon 820に4GB RAMとハイスペックなだけあって動きはサクサク。多少発熱しますが、パフォーマンスが落ちている様子はありません。
正直、積極的に買う理由はないのではないかと感じました。
と、こんな感じの端末ですが、各社フラッグシップ(Galaxy S7/Xperia X/HTC 10)で唯一、Snapdragon 820/4GB RAM/WQHD"液晶"/ソフトキー(ナビゲーションバー)/USB Type-Cを全て備えており、個人的には結構注目しています。
まだ2016年Q1が終わったばかりで発表されていない端末も多いですが、今のところ一番使ってみたい端末です。
Expansysでは79,435円(送料無料)で販売中なので、仮に発売されるとしたらこのくらいの価格帯になりそうです。
本イベント以降の「LG G5」実機展示は未定とのことなので、試してみたい方はこの週末に足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本未発売のフラッグシップ機「LG G5」
LG G5は2016年2月に発表されたLGの最新フラッグシップ端末です。
Snapdragon 820に4GB RAM、WQHD液晶など非常にハイスペック。また、デュアルカメラやモジュール機構など特徴的な機能も備えています。
海外では既に予約・販売中ですが、日本では発売されていません。
海外では既に予約・販売中ですが、日本では発売されていません。
主なスペック |
5.3インチ画面にデュアルカメラ搭載
WQHDですが5.3インチとコンパクト。Nexus 6P(5.7インチ)を使っている私にとっては非常に持ちやすかったです。
左面。音量ボタンが配置されています。また、下の方にはモジュール取り外しボタンも。
バックカバー側がラウンドしているので手に良くフィットします。
右面。こちらにはSIMスロットがあります。
下面。スピーカーとUSBポートがあります。最新のUSB Type-Cを採用。
上面。イヤホンジャックはこちらに設置されています。
裏面。サラサラした質感です。一見金属に見えますが、プラスチックです。
金属ボディにプラスチック層が被せられた特殊な構造になっています。
OSは最新のAndroid 6.0.1です。
ちなみにまだテスト版とのことで、製品版に搭載されているものとは異なるようです。
なお、技適等の規制情報は表示できませんでした。
広角撮影が可能なカメラ
全ての設定を自分でカスタマイズできるマニュアル撮影に対応。
RAW保存・ホワイトバランス・フォーカス・明るさ・ISO・シャッター速度などを自由に変更できます。
デュアルカメラにより広角撮影も可能。前の画像と比較すると撮影範囲がかなり広くなっていることがわかります。
モジュールで機能を追加
本機はモジュール式になっており、付け替えることで機能を追加することができます。
左面の下にあるボタンを押すとロックが外れ、モジュールの取り外しが可能。
がっちりハマっているので使用中に取れることはなさそうです。
がっちりハマっているので使用中に取れることはなさそうです。
このようにモジュールを引き出せます。
なお、バッテリー(黄色い部分)と下のカバー部分は分離することができ、バッテリーだけ交換することもできます。
※バッテリー部分は他モジュールに付け替えて使用
カメラモジュール
撮影専用ボタンとバッテリーが追加(1,200mAh)されます。
奥から、録画ボタン・シャッターボタン・ズームボタン・カメラ起動ボタンです。
カメラ起動ボタンは、画面OFFからでもカメラを直接起動することができます。
カメラ起動ボタンは、画面OFFからでもカメラを直接起動することができます。
本体の下1/3程度の大きさです。
出っ張りがグリップ代わりとなり、カメラスタイルで持ちやすくなります。
モジュール装着時もUSBポートはそのまま利用可能です。
ハイレゾオーディオモジュール
専用のDACアンプが内蔵され、ハイレゾオーディオ(384kHz/32bit)の再生が可能になります。
なお、単体でUSB DACとしても利用可能です。
色がマットなブラックなので、本体とのコントラストが目立ちます。
ハイレゾ再生を行うにはモジュール側のオーディオジャックに接続します。
なお、モジュールを接続中でも本体側のオーディオジャックを使用可能です。
ただし、こちらはハイレゾには対応していません。
端末と連携して使えるVRゴーグルも
VRゴーグル「LG 360° VR」も展示されていました。こちらはLG G5に接続して使用します。なお、使用中は端末側の画面はOFFになるようです。
実際に使用してみましたが、動きはスムーズで頭の動きにしっかりと追従できていました。
映像も十分使用に耐えうる画質で、VRコンテンツを存分に楽しむことができそうです。
端末と接続して使うVRゴーグル |
ハンズオン動画
最後に全体を見回した様子を動画で載せておきます。感想など
短い時間でしたが、実際に使った感想を書いておきます。まず性能ですが、Snapdragon 820に4GB RAMとハイスペックなだけあって動きはサクサク。多少発熱しますが、パフォーマンスが落ちている様子はありません。
先代のSnapdragon 810では発熱&性能低下が大問題となりましたが、それらの欠点は解消されているようです。
また、WQHDと高解像度ながらも5.3インチと比較的コンパクトな上、エッジがラウンドしており持ちやすい印象。
電源ボタン&指紋センサーが背面にあり自然な形で指が届くのも良いと感じました。
電源ボタン&指紋センサーが背面にあり自然な形で指が届くのも良いと感じました。
ただ、音量ボタンが操作しにくい側面にあるのが惜しいところ。
G2/G3/G4では背面の電源ボタン上下にあったため、持ち替えること無く人差し指でそのまま操作可能でした。結構便利だったので残念です。
カメラ部分のデザインは賛否両論あると思いますが、デュアルカメラによる広角撮影はかなりもの。ここまで映るのかと思うほど広い範囲の撮影が可能で、集合写真や風景を撮るときに役立ちそうでした。
カメラ部分のデザインは賛否両論あると思いますが、デュアルカメラによる広角撮影はかなりもの。ここまで映るのかと思うほど広い範囲の撮影が可能で、集合写真や風景を撮るときに役立ちそうでした。
非常に驚いたのがハイレゾオーディオモジュールです。
端末のイヤホンジャックと聴き比べると明らかに音質が良くなっています。クリアになり、細部まで聞こえる"解像度"の高い音が出ていました。ハイレゾの実力を体感できる素晴らしいモジュールです。
一方、カメラモジュールはボタンとバッテリー追加に留まっており、機能的には端末単体と変わりません。デザインも大きく変化します。正直、積極的に買う理由はないのではないかと感じました。
と、こんな感じの端末ですが、各社フラッグシップ(Galaxy S7/Xperia X/HTC 10)で唯一、Snapdragon 820/4GB RAM/WQHD"液晶"/ソフトキー(ナビゲーションバー)/USB Type-Cを全て備えており、個人的には結構注目しています。
まだ2016年Q1が終わったばかりで発表されていない端末も多いですが、今のところ一番使ってみたい端末です。
日本発売は未定
是非とも国内投入して欲しいところですが、日本発売については"未定"だそうです。auからisaiシリーズとして販売されるとの噂もあります。Expansysでは79,435円(送料無料)で販売中なので、仮に発売されるとしたらこのくらいの価格帯になりそうです。
スマホ以外の展示も
ちなみに、今回は「LG 最新家電展示会」と題されており、スマホ以外にも有機ELテレビや全天球カメラが展示されていました。有機ELテレビも展示中 |
日曜日までの期間限定展示
展示は日曜日(2016/4/17)までの期間限定。時間は各日11:00~18:00です。(二子玉川 蔦屋家電の営業時間とは異なるので注意)本イベント以降の「LG G5」実機展示は未定とのことなので、試してみたい方はこの週末に足を運んでみてはいかがでしょうか。
2016/4/17までの期間限定展示 |
参考リンク
- LGエレクトロニクス、史上初のモジュール型スマートフォン「LG G5」を発表 | プレスリリース | LGエレクトロニクス・ジャパン
- 二子玉川 蔦屋家電
- LG G5 Dual SIM LG-H860N (SIMフリー, 32GB, Titan) - EXPANSYS 日本
- 「LG G5」、二子玉川 蔦屋家電で実機展示 - ケータイ Watch