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OnePlus One(A0001)の購入方法(購入から手元に届くまでなど)


公式サイトから中国メーカー「OnePlus」の「One」(OnePlus One A0001)を購入しました!

 国内で販売されていないOnePlus Oneをどのように購入するか、購入から手元に届くまでなど詳細に書いています。

2015/11/30…NTT docomoのspモードで使用できることについて追記
2015/9/23…画面保護フィルムが最初から貼り付けられていることについて追記
2015/4/20…自由に購入可能になったことについて追記
2015/3/21…招待状無しで購入可能な”曜日限定注文”について追記
2014/10/23…招待状が必要ない”予約制”の開始について追記
2014/10/18…主要スペックを追加
2014/9/25…説明に画像を追加
2014/9/15…「OnePlus公式以外からの購入」を更新
2014/9/15…「OnePlus公式以外からの購入」に追記
2014/9/15…「”招待制”について」と「対応周波数バンドについて」に追記
2014/9/8…「NTTdocomoで使用する場合の契約について(Xi契約)」を追記

OnePlus Oneとは

 OnePlus One(A0001)とは、中国メーカーOnePlus」社の「One」というスマートフォンのことです。「1+1」や「OPO」などと表記されたりします。OnePlus社は同じ中国のメーカーである「OPPO」社の元幹部の方が2013年に設立した新興メーカーです。
  1. ハイスペックにもかかわらず、非常に低価格
     Nexus 5が$349(16GB)なのに対し、OnePlus Oneは遥かに高いスペック(Snapdragon 801/3GB RAMなど)で$299(16GB)。「AnTuTu Benchmark v4」では約37000点を叩き出しています。詳細は「主要スペック」の項を参照。
  2. カスタムROMで有名なCyanogenModを搭載
     OSとしてOnePlus One向けに特別なカスタマイズが施された「CyanogenMod 11S」を搭載し、次期Android(Android 5.0 "Lollipop")へのアップデートも約束
という大きな特徴があり、OnePlus社は「2014 FLAGSHIP KILLER」と謳っています。
 また、Bootloader Unlockが簡単に行える、Factory Imageが公開されている、カスタムROMが豊富にあるなどNexus並みのカスタマイズ性も魅力です。
 OnePlus Oneのroot化・カスタムROMの導入についてはこちらの記事を参照して下さい。

 ちなみに、端末画面上の「NEVER SETTLE」とは「決して満足せず、上を目指せ」という意味だそうです。

国際版(CyanogenMod 11S版)と中国版(Color OS版)について

 OnePlus Oneには国際版(CyanogenMod 11S版)と中国版(Color OS版)が存在します。
  • 国際版(OnePlus公式サイトにて招待制で販売)
    「CyanogenMod 11S」を搭載し、背面に「Cyanogen」ロゴがある現在はロゴがなくなっています。
  • 中国版(非公式店にて広く販売)
    「Color OS」を搭載(Android 4.3ベース)し、背面に「Cyanogen」ロゴがない
 上記に加えて、対応周波数バンドの違いがあります(後述)。
 これら以外のハードウェア仕様はロゴを除いてほぼ同一なので、中国版にCyanogenMod 11Sを導入することも可能です。
 基本的に、OnePlus公式では国際版を販売しています(アメリカストアの場合)。

対応周波数バンドについて

 各モデルの対応周波数バンドは以下の通り(太字は日本国内でサービスされているバンド、その内、赤字はNTTdocomoでサービスされているバンド)です。
 詳しい情報は、中国版の対応バンドはこちら、国際版の対応バンドはこちらを参照して下さい。
 ちなみに、microSIMに対応しています。(最近ではnanoSIM用トレイも同梱
  • 国際版
    • 2G(GSM)…850/900/1800/1900MHz
    • 3G(W-CDMA)…2100(1)/1900(2)/1700&2100(4)/850(5)/900(8)
    • 4G(FDD/TDD-LTE)…2100(1)/1800(3)/1700&2100(4)/2600(7)/700(17)/2570~2620(38)/2300~2400(40)
  • 中国版
    • 2G(GSM)…850/900/1800/1900MHz
    • 3G(W-CDMA/TD-SCDMA)…2100(1)/1900(2)/850(5)/900(8)/2010~2025(34)/1880~1920(39)
    • 4G(FDD/TDD-LTE)…2100(1)/1800(3)/2600(7)/2570~2620(38)/1880~1920(39)/2300~2400(40)
 中国では、時分割(TDD)方式のCDMA/LTEがサービスされているため、中国版はそれらに対応しています。
 上記の通り、日本国内だけで考えれば、国際版でも中国版でも差がないことがわかります。しかし、海外では大きく影響(特に、北米など)してくるため、それらの地域での使用を考えている場合には注意が必要です。

~2014/9/15追記~
 対応バンドを書き換えればNTTdocomoプラスエリア(W-CDMA:Band 6/19)を掴むようになるようです。OnePlus Oneをプラスエリアに対応させるにはこちらの記事を参照して下さい。

NTTdocomoで使用する場合の契約について

~2015/11/30追記~
 現在は、SIMフリー端末でもspモードで接続できるようになっています。そのため、moperaへの契約変更は不要です。

 OnePlus Oneを含めたSIMフリー端末をNTTdocomoで使用する際には、少し契約を変更する必要があります。
 通常、NTTdocomoから販売されている端末であれば、「spモード」で接続できるのですが、SIMフリー端末ではspモードでの接続は出来ません。spモードのAPNを設定して無理やり接続しようとしても、IMEIで判別しているため接続できません。
 その代わり、「mopera」を契約することで、接続することが可能(「mopera」のAPNを設定する必要あり)になります。こちらはIMEI制限はないので、どんなSIMフリー端末でも接続することが出来ます(NTTdocomoのサービスバンドに対応している場合)。
 また、spモードとmoperaは同時に契約することが出来るので、キャリア端末とSIMフリー端末でSIMを入れ替えて使用することが可能です。
 ちなみに、moperaのAPNを設定することで、キャリア端末でもmopera接続することも出来ます。
 moperaのAPN設定(Xi契約の場合)は以下の通りです。
  • 名前…適当なもの(例:mopera)
  • APN…mopera.net(フィルタリングフリーの場合:open.mopera.net)
 上記以外の項目については入力する必要はありません。また、moperaのAPNについての詳しい情報はこちらのページを参照して下さい。

 ※詳しい料金や契約の内容はご自分でよく確認して下さい!プランによってはmopera契約をしても使用できない場合もあります。

”招待制”と”予約制”と”曜日限定注文”について→現在は自由に注文可能

 OnePlus公式による購入方法の説明はこちらのサイトを参照して下さい。

~2015/4/20追記~
 購入の制限が撤廃され、いつでも自由に注文することが可能になりました!(詳細はこちら

招待制による購入

 OnePlus Oneは誰もが自由に購入できるわけではありません。招待制を採用しており、購入するためには、招待状を手に入れる必要があります。
招待状を手に入れるには、OnePlusに登録し、同社のForumで頻繁に活動することが必要です。OnePlusが認める基準(詳細は不明です)に該当すると、招待状が送られてきます。中には招待状を複数回貰っている方もいるようです。
招待状は「View Invites」から確認可能
公式から配布された招待状は「claim this invite」から使用する
 招待状は下の画像のような感じ(使用済み)です。自分で使うことも出来ますが、他人に共有することもできるため、他の人から招待状を貰って購入することも出来ます。
他人から共有された招待状は「CLAIM」から使用する
 招待状には使用期限があり、それを過ぎると購入できなくなってしまいます。
 CLAIM前(使用前・他人に共有できる状態)では6日間、CLAIM後(使用後・他人に共有できない状態)では24時間です。CLAIM後は時間無いので、CLAIM前に準備を行っておくといいと思います。
 また、招待状を貰ったが、自分で使用する予定はないという人は早めに欲しい人に譲ることをおすすめします。
 招待状の配布は、OnePlus ForumやTwitter、Google+コミュニティなど様々なところで行われていますので、調べてみることをおすすめします。

予約制による購入現在は予約制ではなく曜日を限定した注文を受付

 2014年10月末から予約制による購入も可能になります。これにより、招待状が無くても注文することが出来るようになります。予約ページはこちらです。
 購入したい商品の予約注文を行っておき、自分の順番(在庫)が廻って来た時に正式に購入できるシステムです。
 現在は、予約制が開始したばかりであることもあって、まずは「2014年10月29日の00:00~01:00(日本時間)」の1時間だけ予約を受け付けるそうです。詳細はこちらのページを参照して下さい。→2回目の予約を「2014年11月18日の00:00(日本時間)」から受け付けるそうです。詳細はこちらのページを参照してください。
 いずれは恒常的に予約を受け付けると思いますが、早く入手したい方はチェックしておくことをおすすめします。
 また、招待制は予約制開始後も廃止にならず、継続されます。招待状の場合は、従来通りすぐに注文と購入を行うことが出来ます。

曜日限定注文による購入→現在は自由に注文可能

 2015年2月9日に曜日を限定して注文を受け付けるとの発表がありました。
 これは、2015年2月10日より「毎週火曜日の8:00から24時間(グリニッジ標準時)は招待状無しでも注文・購入することが出来る」というものです。
 この時間内に販売ページへアクセスすることで購入することが出来ます。

OnePlus公式以外からの購入

 招待制はOnePlus公式から購入する場合の話で、OnePlus公式以外の非公式販売店ならば招待状無しで購入することが出来ます
 OnePlus公式以外で日本から購入できる販売店には、例として以下のようなところがあります。
  • oppomart(64GB:$479+送料など)
     「CyanogenMod Version」と表記されているが、中国版(Color OS版)にCyanogenMod 11(≠11S)を導入したもの
  • Expansys(64GB:48900円+送料など)
     中国版(Color OS版)
  • 1ShopMobile(64GB:$439+送料など)
     中国版(Color OS版)
 但し、これらの非公式販売店で販売されているものはOnePlus公式販売価格(64GB:$349)より高いので注意が必要です。
 また、販売店によっては、CyanogenMod版とColor OS版(中国版)のどちらを販売しているのか明記していない場合や、CyanogenMod版でも中国版にCM11Sを導入しただけの場合があるので注意が必要です。

~2014/9/17追記~
 ほとんどの非公式販売店では中国版が販売されているようです。

主要スペック

 主要なスペックは以下の通りです。
 なお、同梱物は本体の他に、充電器・USBケーブル・SIMトレー取り外し用ピンとなっています。

~2015/9/23追記~
 最近の生産から、包装用フィルムの他に画面保護フィルムが最初から貼り付けられています。割としっかりとした硬さのあるものなので、別途フィルムを張り替えずにそのまま使用できると思います。(画像は撮り損ねましたが、実物にて確認済み)
メーカーOnePlus
モデル国際版(A0001) / 中国版(A0001) ※型番は両モデル共通
価格16GB:$299 / 64GB:$349
OSAndroid 4.4 "KitKat" CyanogenMod 11S(国際版) / Android 4.3 "JellyBean" Color OS(中国版)
SoCCPU:Qualcomm Snapdragon 801 MSM8974AC Krait 400 2.5GHz 4コア / GPU:Adreno 330 578MHz
RAM3GB LPDDR3 1866MHz
ROM16 / 64GB eMMC 5.0
サイズ高さ:152.9mm / 幅:75.9 mm / 厚さ:8.9mm
重さ162g
画面5.5インチ / 1080×1920 / 16:9 / 401ppi / JDI LTPS IPS / TOL / Corning Gorilla Glass 3
バッテリー3100mAh(取り外し不能)
ネットワーク
GSM:850 / 900 / 1800 / 1900 MHz(全モデル)
WCDMA/TD-SCDMA:Band
1 / 2 / 4 / 5 / 8(国際版)
1 / 2 / 5 / 8 / 34 / 39(中国版)
LTE:Band
1 / 3 / 4 / 7 / 17 / 38 / 40(国際版)
1 / 3 / 7 / 38 / 39 / 40(中国版)
リアカメラ1300万画素 Sony Exmor IMX214 f/2.0 裏面照射型CMOS / デュアルLEDフラッシュ / 4K UHD 30fps / HDR / スローモーション
フロントカメラ500万画素
SIMmicroSIM / nanoSIM(最近の生産からnanoSIMトレーが追加)
microSDなし
接続端子microUSB 2.0 / 3.5mmヘッドホンジャック
無線通信Bluetooth 4.0 LE / Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n/ac 2.4&5GHz / NFC 65T
スピーカー下向きデュアルモノラルスピーカー
センサーGNSS(GPS / GLONASS) / 加速度計 / ジャイロ / 磁力計 / 周囲光センサー
シルク ホワイト / サンドストーン ブラック
備考招待制で販売。2014/10から予約制も開始。日本向け発送は行っていない。

購入から手元に届くまで

 国際版をOnePlus公式から注文し、手元に届くまでを書きました。

全体の流れ

 基本的に、全て日本時間表記です。
  1. 注文&支払(2014/7/29(火) 22:30)
     招待状を受け取って、注文しました。注文画面に請求書住所、発送先住所を入力し、注文を確定します。支払いはPayPalのみの対応でした。
     日本への配送は出来ないため、転送サービスを利用しました。
    招待状を使用した後、購入が可能に
    支払情報や発送先(転送サービス)を入力
    PayPalで支払い
  2. 発送準備(2014/7/29(火) 22:46)
     発送の準備をしているというメールが来ました。
  3. 発送通知(2014/8/1(金) 11:45)
     発送したという通知が来ました。しかし、追跡番号で確認してみると既にアメリカ国内に到着しており、ステータス上は転送先へ配送するためのトランジット待ちでした。
  4. 転送先に到着(2014/8/2(土) 11:02)
     追跡番号で確認すると、転送先への配送が完了していました。
  5. 転送サービスの荷物登録完了&支払い待ち(2014/8/4(月) 4:11)
     間に土・日曜日(現地時間)が入ってしまったため、配送完了から登録手続きが終わるまで時間がかかりました。
     付属品の充電器の価格設定について、本来は付属品なので$0.00(無料)ですが、$1.00以上でないと通関できないのため、$5.00として処理したとの連絡がありました。
  6. 転送サービスへの支払い(2014/8/5(火) 8:47)
     荷物の重さ、送料などの連絡があったため、転送サービスへ必要な金額を支払いました。こちらはクレジットカードと銀行振込、PayPalに対応(今回はPayPalを利用)していました。
  7. 転送サービスから発送(2014/8/6(水) 7:02)
     荷物を発送したとの連絡がありました。配送業者は日本通運(日通航空)でした。
     今回利用した転送サービスでは、決済完了後の火・木・金曜日(現地時間)しか発送を行っていないため支払いから発送まで時間がかかりました。
  8. 手元に到着(2014/8/9(土))
     荷物が手元に届きました!受け取り時に、消費税(後述)を支払いました。
 今回は、注文から手元に届くまで約11日かかりました。違う転送サービスや、土日を挟まなければもう少し早かったかもしれません。

転送サービスについて

 OnePlusでは現在、日本への配送をサポートしていないため(日本の住所ではSHIPMENT METHODが選択できません)、日本以外へ発送し、そこから日本へ転送する必要があります。
 海外に知り合いの方がいる場合などは、その方に転送をお願いするのが良いかも知れませんが、一般的には転送サービスを利用します。

 今回は、アメリカの転送サービス「スピアネット」を利用しました。発送先住所には、スピアネットの個人ページで指定された「お荷物受取センター住所」を入力します。※ZIP Codeは5桁の方を入力します。9桁の方を入力すると注文できません。

 有効な発送先住所を入力すると、SHIPMENT METHODが選択(私が注文した時には選択肢が1つ(Standerd)しかありませんでした)できるようになるので、選択します。

 また、スピアネットではクーポンによる割引があり、荷物登録時に一緒にクーポン番号を入力することで若干ですが割り引いてくれます。(クーポン番号は検索するといくつか出てきます)

かかった費用について

 かかった費用は以下の通りです。(2014/8 当時)
  • OnePlus One Sandstone Black 64 GB(充電器付)
     $363.34=$349.00(端末価格)+$14.34(送料:OnePlus→転送先)
  • 転送サービス利用料
     $29.00=$25.00(送料:転送先→手元)+$9.00(転送手数料)-$5.00(クーポン割引)
  • 消費税
     1600円
  • 合計(ドル→円はPayPalの請求額に基づく)
     43072円=38390円($363.34)+3082円($29.00)+1600円
 およそ、端末自体の価格($349:37200円)+6000円(送料・転送手数料・税金)で手に入れることが出来ました。日本で購入する場合には、転送の手間と費用を考えても公式の方が非公式販売店(少なくとも、上で挙げているところ)より安く購入できるということになります。

 ちなみに、付属している充電器は、差込形状も対応電圧も日本の電源規格と同じため、仕様上は国内でも使用できます。

消費税について

 現在、携帯電話/タブレットの輸入に関税はかかりませんが、消費税はかかります
 個人輸入で消費税の課税対象とならないのは、課税対象価格(商品価格)が1万円以下の場合ですので、今回は課税対象になります。
 消費税の計算式は以下のようになっています。
  • 消費税=商品価格×60%×8%(現行消費税率)
 多くの場合、消費税は配送された商品を受け取る時に配送業者へ支払います。
 また、通関手数料の支払いを別に求められることがあります。

アクセサリーについて

 OnePlus Oneのような日本で売られていないスマートフォン用のアクセサリーは、国内で購入しようにも種類が少なく、価格も高めな場合が多いため、選択肢が限られます。自分好みのアクセサリーを入手するなら、海外から購入するのが良いかもしれません。
 私は、アメリカのオークションサイトである「eBay」から購入しました。到着まで時間はかかりますが、国内で買うより種類が多く、安い(品質が悪い場合があるので要注意)ため、よく利用しています。
 今回購入したアクセサリーは以下の通りです。これ以外にも様々な種類・値段のものがあります。
 2つ合わせて1000円程(送料無料)でした。

まとめ

  • OnePlus Oneの正規(国際版)購入には、招待状が必要現在は不要
  • 招待状はOnePlusに登録し、Forumで活動して貰うか、他の人から貰うことで入手可能
  • 現在、日本への発送はできないので海外から転送する必要がある
  • 注文から手元に届くまで約11日、総費用は43000円程(当時の価格:64GB版の場合)
  • アクセサリーは、国内販売では選択肢が限られるので、海外からの購入も視野に
  • 非公式販売店でも購入できるが、端末仕様の違い(中国版)と価格が高いことに注意
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