UV(紫外線)ライト搭載モバイルバッテリー「RAVPower Luster 3200mAh RP-PB28」の使用レビューです。
製品の特徴や外観、iSmart効果の計測、実際の使用感などを書いています。
製品の特徴や外観、iSmart効果の計測、実際の使用感などを書いています。
※本記事はRAVPower様より製品をご提供して頂き作成しています。
モバイルバッテリー「RAVPower Luster 3200mAh RP-PB28」
製品について
どんな端末でも最速で充電可能な「iSmart」搭載
スマートフォンやタブレットはメーカーによって充電仕様が異なり、同じ充電器・ケーブルを使っても充電が早い端末・遅い端末があります。
例えば、iPhone・iPad向け充電器でAndroidを充電した場合、AC接続(=電流制限なし)ではなくUSB接続(=最大500mA)と認識され、充電が遅くなります。
また、同じAndroid同士でもSamsung製端末は仕様が異なるため他社製では充電が遅くなる、もしくは出来ない場合もあります。
UV(紫外線)ライト搭載
最近のモバイルバッテリーにはLEDライトを搭載しているものも多いですが、この製品にはUV(紫外線)ライトが搭載されています。
メーカー曰く、「ペットからカーペットについた尿染みの確認、パスポート、外国人登録証の偽造防止の印影や印刷の確認、陶磁器や絵画等の美術品の修復跡、傷、ヒビ等の鑑定、住宅・商業施設の害獣検査、夜にサソリの探し」など様々な分野で使用できるそうです。
また、動作はバッテリーの電力を使用するため、別途乾電池を用意する必要がありません。
主なスペック
主なスペックは以下の通りです。
メーカー | RAVPower |
モデル | RAVPower Luster 3200mAh RP-PB28 |
色 | ブラック |
価格 | 1999円(Amazon.co.jp:2015/4/22時点) |
サイズ | 高さ:96mm / 幅:31mm / 厚さ:22mm |
重さ | 75g |
容量 | 3200mAh |
出力 | 5V・最大1A・1ポート(USB)・iSmart技術搭載 |
入力 | 5V・1A・1ポート(microUSB) |
付属品 | microUSBケーブル(長さ約65cm・フラット) |
備考 | UVライト(紫外線ライト)搭載・残量LED搭載 |
購入先
Amazon.co.jpにて1999円で購入することが出来ます。
製品の外観
このような化粧箱の中に製品が入っています。
メーカーロゴと製品名が表記されています。
裏面には説明書きがあります。
説明は日本語のほか英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語で書かれています。世界各国で販売されているようです。
箱を開けると製品がまず目に入ります。
その下にはUSBケーブルや説明書などが入っています。
本体はつや消し加工がされたマットなブラックカラーで手触りがよく、高級感があります。
大きさは手のひらサイズで小さく、とても軽いです。
裏面には型番や各種認証ロゴがあります。
側面にはiSmart対応の出力用USBポート、入力用microUSBポートがあります。また、右側にはストラップホールがあります。
反対側の側面にはUVライトが付いています。
下面にはボタンが付いています。このボタンを1回押すことでインジケータを点灯させてバッテリー残量を確認することが出来ます。また、1回押した後に連続で2回押すことによってUVライトを点灯/消灯することが出来ます。
また、ボタンの右側にはバッテリー残量表示LEDが付いています。(画像は充電が一番少ない状態)
点灯したUVライトはこのような感じになります。
付属のmicroUSB-USBケーブルです。
長さが約65cmのフラットケーブルです。柔らかく取り回しが楽でした。
USBケーブルの他に、2枚の書類が入っています。
1つは説明書です。きちんと日本語で書かれています。
もう1つは、購入した製品を登録すると通常の保証期間(12ヶ月)が無料で更に6ヶ月延長されるという紹介と
商品が無料で貰える(かもしれない)Super User Programの紹介が書かれています。
箱に入っていたものの一覧です。
使用感など
iSmart効果の検証
接続された機器を自動的に検知し、各機器に適した電流を送り、スピードを制限されることなく充電することができるというiSmartですが、本当に効果があるのかを検証してみました。
検証にはこちらの記事でも使用している簡易電流計(ルートアール RT-USBVA2)を使用しました。
また、検証は以下の条件で行いました。
- 充電する端末はLG G2(L-01F)を使用
- 比較するモバイルバッテリーは普通の製品(Panasonic QE-PL201)とRAVPower Luster 3200mAh RP-PB28
※共に最大まで充電済み - 充電にはPanasonic QE-PL201付属のUSBケーブル(長さ約35cm)を使用
- 端末のバッテリーは50%程度の状態
検証した結果を下の表にまとめました。
検証した端末 | 製品 | 端末側の認識状態 | 充電電流 |
LG G2(L-01F)
| Panasonic QE-PL201 | USB | 0.44A |
RAVPower Luster 3200mAh RP-PB28 | AC | 0.93A |
普通の製品(Panasonic QE-PL201)では、USB接続と認識されていまい、最大0.44Aという結果になりました。
一方、RAVPower Luster 3200mAh RP-PB28では、きちんとAC接続と認識され、最大0.93
Aという結果になりました。公称値(1A)にかなり近い値で、しっかりと製品性能が出ていることがわかりました。また、普通の製品と比べると2倍以上の電流値で、単純に考えると充電時間が半分で済むことになります。
Aという結果になりました。公称値(1A)にかなり近い値で、しっかりと製品性能が出ていることがわかりました。また、普通の製品と比べると2倍以上の電流値で、単純に考えると充電時間が半分で済むことになります。
確かに端末を認識して最適な充電電流を出力しており、iSmartの効果は十分にあるとわかりました。
普通の製品ではUSB(=0.5Aまで)として認識 |
RAVPower LusterではAC(=製品上限の1Aまで)として認識 |
UV(紫外線)ライト
まずは、衣類に照射してみました。
洗濯洗剤にはより白く見せるために蛍光剤が含まれているので、白い部分が光ります。そのおかげで机などに堆積しているホコリも光りました。掃除の際に本当に拭けているかチェックするのに使えそうです。
洗濯洗剤にはより白く見せるために蛍光剤が含まれているので、白い部分が光ります。そのおかげで机などに堆積しているホコリも光りました。掃除の際に本当に拭けているかチェックするのに使えそうです。
青白く光ります |
続いて、パスポートに照射してみました。
パスポートは、本人写真(ページ左)の右側にその写真が浮かび上がる、入国・出国スタンプが光る、ビザにその国の紋章が浮かび上がるなど様々な部分が反応しました。
パスポートは、本人写真(ページ左)の右側にその写真が浮かび上がる、入国・出国スタンプが光る、ビザにその国の紋章が浮かび上がるなど様々な部分が反応しました。
そのままでは何も見えませんが…… |
紋様が浮かび上がります |
このように、紫外線が反応する部分を光らせることが出来ます。
但し、(安全のため仕方ないのですが)出力波長が390nm~410nmと紫外線としては弱い部類なので、本格的な用途では使用することが出来ないかもしれません。
但し、(安全のため仕方ないのですが)出力波長が390nm~410nmと紫外線としては弱い部類なので、本格的な用途では使用することが出来ないかもしれません。
良い点
大きさは手のひらサイズ、重さは75gと非常に軽く小さいので持ち運びにかなり便利でした。収納場所に困らないため、どんな場面でもさっと充電することが出来ると思います。
ストラップホールが付いているので、キーホルダーと一緒に着けてライト兼バッテリーとして使うことも出来るかもしれません。
USBケーブルを接続したただけで自動的に充電開始ということも良い点の1つです。接続はしたが充電がされていなかった、ということがよくあるので便利な機能だと思います。
また、iSmartによる自動認識がしっかり機能しており、相性など面倒なことを考えずに使用することができました。
ストラップホールが付いているので、キーホルダーと一緒に着けてライト兼バッテリーとして使うことも出来るかもしれません。
USBケーブルを接続したただけで自動的に充電開始ということも良い点の1つです。接続はしたが充電がされていなかった、ということがよくあるので便利な機能だと思います。
また、iSmartによる自動認識がしっかり機能しており、相性など面倒なことを考えずに使用することができました。
保証期間は12ヶ月間ですが、製品登録によって18ヶ月間まで延長できるので不具合発生の際にも安心できます。
悪い点
軽くて小さいため仕方ないのですが、容量が3200mAhとかなり少ないのが気になります。実際に使用してみると、OnePlus One(3100mAh)で0%から100%まで充電し切ることが出来ませんでした。
その分、再充電にかかる時間が少ないため使いきっても直ぐに使用することが出来ます。端末のバッテリーが足りなくなったらすぐに充電し、端末を使ってる間にこちらを再充電するという使い方がいいのではないかと思いました。
その分、再充電にかかる時間が少ないため使いきっても直ぐに使用することが出来ます。端末のバッテリーが足りなくなったらすぐに充電し、端末を使ってる間にこちらを再充電するという使い方がいいのではないかと思いました。
また、ストラップホールが付いていて本体は携帯性に配慮されているのですが、付属のUSBケーブルは別途持ち歩きが必要です。(フラットケーブルなのでまとめるのは楽ですが)そちらも工夫されているとより便利だと思いました。
まとめ
最近のバッテリーとしては少し容量が心許ないですが、その分毎日使えるような手軽さや携帯性があります。また、iSmartやUVライトなど機能面も充実しています。
モバイルバッテリーが欲しいけれど重いものは嫌だ、手軽に使いたいという方にはおすすめです。