様々な機能を簡単に追加できる「Xposed」の導入方法・使い方です。
本体だけでなくモジュールの追加・削除方法も書いています。
事前にファイルをダウンロードし、端末内に移動しておいてください。
最初に述べた通り、Xposedは元のシステムを一切改変しないので導入・復元が非常に簡単です。
様々な機能を持った便利なモジュールが多数リリースされているので、是非導入して試してみてください。
本体だけでなくモジュールの追加・削除方法も書いています。
Xposedとは
Xposedとは、様々な機能を簡単に追加できる仕組み(フレームワーク)です。
通常、通知領域・ステータスバー・ナビバーの変更といったシステムに関わるカスタマイズはapkを直接編集する必要があり、非常に手間がかかります。
しかし、Xposedでは機能ごとに分かれた小さなアプリ「モジュール」を導入だけで簡単に変更することができます。
また、Xposedは標準フレームワークに割り込んで動作するため、元のシステムを一切改変しないので復元も簡単です。
また、Xposedは標準フレームワークに割り込んで動作するため、元のシステムを一切改変しないので復元も簡単です。
※使用には端末がroot化されている必要があります。
Xposedの構成
Xposedは以下の2つから構成されています。
- 本体:Xposed Installer(インストーラ:apk形式)
- 各機能:Module(モジュール:apk形式)
インストーラとモジュールはapk形式(アプリ)で提供されています。基本的にはこの2つをインストールするだけです。
Xposed Installerについて
Xposed Installerは、Xposedの端末への導入のために使用します。
また、導入されているモジュールの管理(有効/無効切り替えなど)アプリとしても使用します。
モジュールについて
Xposed Installerを導入しただけでは何もできません。モジュールの導入が必要です。
モジュールは以下の2つの方法で導入できます
- Xposed Installer内から追加
→アプリ内から検索してインストール - 自分で追加
→Google Playストアや配布サイトからインストール
前述の通り、Xposed Installerはモジュールの管理アプリも兼ねており、アプリ内から検索・追加・更新・削除を行うことができます。(「Xposed Module Repository」に登録されているモジュールのみ)
一方、様々なサイト(Google Playストアを含む)で配信されているモジュールを自分でダウンロード、端末にインストールすることでも追加可能です。(「Xposed Module Repository」に未登録なモジュールはこの方法)
Xposedの導入
※Android 4.0~4.4とAndroid 5.0以降では導入方法が大きく異なります。
※端末との相性によっては、ブートループが発生しOSが起動しない場合があります。必ず事前にカスタムリカバリ等でバックアップを取ってから作業することをオススメします。
※端末との相性によっては、ブートループが発生しOSが起動しない場合があります。必ず事前にカスタムリカバリ等でバックアップを取ってから作業することをオススメします。
Android 5.0以降の端末
Android 5.0以降では、セキュリティが強化されたことによりXposed Installerでのインストールが不可能です。
そのため、Xposed Installerはモジュール管理アプリとしてのみ使用し、必要なファイル(framework)は別途インストールを行います。
※インストールはカスタムリカバリ(TWRP)から行います。
※インストールはカスタムリカバリ(TWRP)から行います。
Xposed Installerのインストール
まず初めに、Xposed Installerをダウンロードし、端末にインストールしておいてください。
- Xposed Installer(XposedInstaller_3.0_alpha4.apk)
リンク先一番上の投稿中の「Attached Files」にあるapkファイル
参考情報:Material Design Xposed Installer
「Xposed Installer」のデザインを一新し、更新通知や自動インストールなどの便利な機能を付加した「Material Design Xposed Installer」がリリース、定期的に更新されています。
若干操作が異なりますが、基本的にできることは同じなので、こちらを使用しても構いません。
※本記事では「Xposed Installer」を使用して説明を行います。
- Material Design Xposed Installer:XposedInstaller_by_dvdandroid.apk
リンク先一番上の投稿の「click here」をクリックし、ダウンロード
必要なファイル(framework)のインストール
続いて、必要なファイル(framework)を手動でインストールしていきます。
事前にファイルをダウンロードし、端末内に移動しておいてください。
なお、Androidバージョン/CPUでファイルが異なるので、使用する端末に合わせてダウンロードしてください。
※sdk21=Android 5.0/sdk22=Android 5.1/sdk23=Android 6.0、arm=普通のCPU/arm64=64bitCPU/x86=Intel系CPU
- 必要なファイル(xposed-vXX-sdkXX-XXX.zip)
リンク先を開き、Androidバージョン(SDK)→CPU種別の順に選択し、最新のzipファイルをダウンロード
なお、インストールにはカスタムリカバリ(TWRP)を使用します。起動や使用方法がわからない方はこちらの記事を参照してください。
- カスタムリカバリ(TWRP)を起動する。
- 「Install」をタップする。
- 事前にダウンロードしておいたファイルがあるフォルダまで移動し、ファイルをタップする。
- 「Swipe to confirm Flash」の矢印ボタンを右にスワイプし、実行する。
- 「Successful」と表示されているを確認し、「Reboot System」をタップして端末を起動する。
- 端末が起動したら、Xposed Installerアプリを起動する。
- 「フレームワーク」をタップする。
- 注意書きが表示されるので、内容を読んでから「OK」をタップする。
- 一番上に「Xposed framework version XX is active.」と表示されていることを確認する。
※Xはバージョンにより異なる。
Android 4.0~4.4の端末
まず初めに、Xposed Installerをダウンロードし、端末にインストールしておいてください。
- Xposed Installer(de.robv.android.xposed.installer_v33_36570c.apk)
リンク先ページ下部の「Download:」の右側のリンクにあるapkファイル
※2016/3/30時点。更新によりファイル名が異なる可能性あり。
- インストールしたXposed Installerアプリを起動する。
- 「フレームワーク」をタップする。
- 注意書きが表示されるので、内容を読んでから「OK」をタップする。
- フレームワーク欄の「インストール/更新」をタップして、Xposedをインストールする。
※画像はAndroid 6.0のものなので、グレーアウトしています。
インストールが終わったら、端末を一度再起動してください。
なお、新しいバージョンの必要なファイル(framework)がリリースされた場合は、同様の手順で上書きし、更新して下さい。
なお、新しいバージョンの必要なファイル(framework)がリリースされた場合は、同様の手順で上書きし、更新して下さい。
Xposedの使い方(モジュール追加・削除)
モジュールを検索してダウンロードし、有効化することで機能を追加します。
注意:使用してる端末で動作するかを必ず確認
様々なモジュールがありますが、中には特定のAndroidバージョンでないと動作しないものもあります。(同じモジュールでも、Androidバージョンごとに複数リリースされている場合も)
各モジュールの説明をよく読んで、使用している端末で動作するかどうかを必ず確認してから導入して下さい。
モジュールの追加
今回は、例として「YouTube AdAway」(YouTubeの広告削除)を追加してみます。
Xposer Installerアプリの「ダウンロード」からモジュールのダウンロード、インストールができます。
- インストールしたXposed Installerアプリを起動する。
- 「ダウンロード」をタップする。
- ダウンロード可能なモジュール一覧が表示される。
ここから直接各モジュールをタップしても良いのですが、数が非常に多いです。
なので、今回は検索機能を使ってみます。
- 「ダウンロード」画面の上にある検索ボタンをタップする。
- 検索ワードを入力すると、該当するモジュールが表示される。
- 追加したいモジュールをタップする。
- モジュール詳細画面に移動するので、左にスワイプする。
- モジュールのバージョン画面に移動するので、最新バージョンの「ダウンロード」ボタンをタップする。
- モジュールのダウンロードが始まるので、終わるまでしばらく待つ。
- ダウンロードが終わるとインストール画面になるので、「インストール」をタップする。
- 「完了」をタップする。
- 「インストール済み」と表示されていることを確認する。
ちなみに、モジュールが更新された場合は同じ手順で更新することができます。
モジュールの有効化・無効化
モジュールは追加しただけでは動作しません。モジュール毎に有効化・無効化する必要があります。
有効化・無効化は「モジュール」画面から行います。
なお、Xposed Installer経由ではなく自分でモジュールを追加した場合も、ここから有効化してください。
なお、Xposed Installer経由ではなく自分でモジュールを追加した場合も、ここから有効化してください。
- 「モジュール」をタップする。
- 有効化したいモジュールの右上のチェックボックスをタップする。
- 「Xposedモジュールが更新されました。変更は再起動後に反映されます。」と表示される。
- 有効化したいモジュールにチェックが付いていることを確認する。
- 端末を再起動する。
これでモジュールが有効化され、機能が追加されました。
無効化したい場合は逆にチェックを外してください。
モジュールの削除
インストールしたモジュールはapkなので、アンインストール(削除)することができます。
モジュールの削除は「モジュール」画面から行います。
- 「モジュール」をタップする。
- 削除したいモジュールを長押しする。
- メニューが表示されるので、「アンインストール」をタップする。
※ちなみに「ダウンロード/更新」をタップすると「ダウンロード」のモジュール詳細画面に移動します。
- 「このアプリをアンインストールしますか?」と聞かれるので、「OK」をタップする。
- モジュールが削除され、表示されなくなったことを確認する。
Xposedを削除したい場合
Xposed自体を端末から削除し、元に戻します。
Android 5.0以降の端末
カスタムリカバリからアンインストール用のzipをインストールすることで、削除することが出来ます。
リンク先からファイルをダウンロードし、カスタムリカバリからインストールして下さい。
なお、CPUでファイルが異なるので、使用する端末に合わせてダウンロードしてください。
※arm=普通のCPU/arm64=64bitCPU/x86=Intel系CPU
- アンインストール用ファイル(xposed-uninstaller-XXXXXXXX-XXX.zip)
リンク先を開き、uninstaller→CPU種別の順に選択し、最新のzipファイルをダウンロード
Android 4.0~4.4の端末
Xposed Installerの削除
Xposed Installerは普通のアプリ(apk)なので、他のアプリと同じ手順でアンインストールして下さい。
最初に述べた通り、Xposedは元のシステムを一切改変しないので導入・復元が非常に簡単です。
様々な機能を持った便利なモジュールが多数リリースされているので、是非導入して試してみてください。