NTTdocomoから販売されているSHARP製端末AQUOS PHONE ZETA(SH-06E)のroot化についてです。
root化の仕組みとその方法、更に戻し方の手順を書いています。
※root化は端末の保証を無効にする可能性があります!実行は自己責任でお願いします!※
2014/10/27…旧ツールに関する内容を復元、追記
2014/10/14…端末の初期化について追記
2014/10/12…ビルド番号が01.00.09の端末についてroot化が可能になったため更新
2014/6/19…ビルド番号が01.00.08の端末について追記
2014/4/21…BusyBoxについて追記
2014/4/8…対応する端末のビルド番号について追記
root化の仕組みとその方法、更に戻し方の手順を書いています。
※root化は端末の保証を無効にする可能性があります!実行は自己責任でお願いします!※
2014/10/27…旧ツールに関する内容を復元、追記
2014/10/14…端末の初期化について追記
2014/10/12…ビルド番号が01.00.09の端末についてroot化が可能になったため更新
2014/6/19…ビルド番号が01.00.08の端末について追記
2014/4/21…BusyBoxについて追記
2014/4/8…対応する端末のビルド番号について追記
SH-06Eのroot化の仕組み
SH-06Eのroot化は一般的なものと異なります。
一般的には、system領域に直接root化ファイルを設置することでroot化を行います。
しかし、SH-06Eを含めた一部のSHARP端末はsystem領域の改変をすることが出来ないため、その手法は使えません。
そこで、system領域をまるごと「/data/local」へコピーし、そこにroot化ファイルを設置します。
そして、「/data/local」へコピーしたsystem領域から端末を起動することでroot化を実現しています。
改変しているのは”コピーした”system領域であるため、元のsystem領域には手を加えません。
そのため、仮にコピーしたsystem領域を壊してしまっても、元のsystem領域から再びコピーすることで復元することが可能で、比較的安全に作業を行うことができます。
root化とその戻し方
ツールが更新され、ビルド番号が01.00.09の端末でもroot化が可能になりました。
(ツールを作成してくださったtozionsdoor様に大変感謝致します)
また、新しいツールでは古いビルド番号の端末(01.00.07以前)のroot化は出来ないため、端末を更新するか古いツールを使用してください。
また、新しいツールでは古いビルド番号の端末(01.00.07以前)のroot化は出来ないため、端末を更新するか古いツールを使用してください。
準備
必要なファイルの準備
ビルド番号によって使用するツールが異なります。
基本的には端末を最新状態(ビルド番号:01.00.09)まで更新し、新ツールを使用することをおすすめします。
どうしても更新できない場合でビルド番号:01.00.07までの端末の場合のみ旧ツールを使用してください。
基本的には端末を最新状態(ビルド番号:01.00.09)まで更新し、新ツールを使用することをおすすめします。
どうしても更新できない場合でビルド番号:01.00.07までの端末の場合のみ旧ツールを使用してください。
- ビルド番号:01.00.08,09の端末…1つのツールで完結
- root化(unroot化)ツール(新)
root化を行うツールです。「日々のコトとか SH-06E root tools ver.02.01」の「SH06E_rooted_tools_0201」から「sh06e_rooted_tools_0201.zip」をダウンロードして下さい。 - ビルド番号:01.00.07までの端末…2つのツールを使用
- root化(unroot化)ツール(旧)
root化を行うツールです。「日々のコトとか SH-06E rooted tools」の「SH06E_rooted_tools」から「sh06e_rooted_tools.zip」をダウンロードして下さい。 - system自動マウントツール
コピーしたsystemから自動で端末を起動させるための作業を行うツールです。「日々のコトとか SH-06E root system.img自動マウント」の「mountsys_auto.zip」から「mountsys_auto.zip」をからダウンロードして下さい。
ツール作成者 tozionsdoor様の「日々のコトとか」では、SH-06Eのroot化に関するより詳しい情報が掲載されていますので、是非参照してみてください。
※ツール使用の際は、必ず「readme.txt」をよく読んでから実行するようにしましょう
ドライバのダウンロードはこちらの「SHARP共通 ADB USBドライバ」から出来ます。
デバッグモードへの設定方法はこちら、デバッグモード時のドライバ(Android ADB Interface)のインストール方法はこちら(ドライバは上記からダウンロードしたものを使用してください)を参照してください。
※ツール使用の際は、必ず「readme.txt」をよく読んでから実行するようにしましょう
ADBドライバのインストール
SH-06Eをデバッグモードに設定し、ADBドライバをインストールしておきます。
但し、ADBドライバはAndroid SDKのものではなく、SHARPが提供しているものを使用します。ドライバのダウンロードはこちらの「SHARP共通 ADB USBドライバ」から出来ます。
デバッグモードへの設定方法はこちら、デバッグモード時のドライバ(Android ADB Interface)のインストール方法はこちら(ドライバは上記からダウンロードしたものを使用してください)を参照してください。
root化
今回紹介する方法で対応する端末はビルド番号が01.00.09までのものです。
既にroot化されている方は、不具合防止の為に一旦unroot化してから01.00.09まで更新し、そこから改めてroot化することをおすすめします。
また、端末のビルド番号によって実行する作業が異なりますので、以下の通りに進めてください。
この方法ではBusyBoxが通常の位置にインストールされないため、一部のアプリでBusyBoxが無いという内容のエラーが出る場合があります。
その時は、別途BusyBoxをインストールしてください。
~2014/4/8追記~
ビルド番号が01.00.08以降の端末では今回紹介する方法が対応できないことが報告されています。
~2014/6/19追記~
ビルド番号が01.00.07以前に既に今回紹介する方法を適用しており、その後アップデートして01.00.08以降になった場合、端末を初期化していなければ(=VPN Fakerがインストール済みであば)再びroot化することが出来ます。
詳細は「日々のコトとか SH-06E 01.00.08 root ワンクリ」を参照して下さい。
既にroot化されている方は、不具合防止の為に一旦unroot化してから01.00.09まで更新し、そこから改めてroot化することをおすすめします。
また、端末のビルド番号によって実行する作業が異なりますので、以下の通りに進めてください。
- ビルド番号:01.00.08,09の端末…1つの作業のみ
- ビルド番号:01.00.07までの端末…2つの作業が必要
この方法ではBusyBoxが通常の位置にインストールされないため、一部のアプリでBusyBoxが無いという内容のエラーが出る場合があります。
その時は、別途BusyBoxをインストールしてください。
~2014/4/8追記~
ビルド番号が01.00.07以前に既に今回紹介する方法を適用しており、その後アップデートして01.00.08以降になった場合
root化とsystem領域の自動マウント(ビルド番号:01.00.08,09の端末向け)
この作業は、ビルド番号:01.00.08,09の端末向けの新ツールのものです。
ツール画面に表示される指示に従って進めていきます。
※手順4,5は既にADBコマンドで端末を操作できている場合には表示されてない可能性があります。
- 端末を起動してデバッグモードにし、ADBコマンドを使用できるようにした上でPCと接続する。
- ダウンロードした「sh06e_rooted_tools_0201.zip」を展開し、「sh06e_rooted_tools.bat」をダブルクリックしてで実行する。
- 何かキーを押す。
- 「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 画面の指示通りに端末の「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを入れて「OK」をタップし、何かキーを押す。
- 「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 何かキーを押す。
- 何かキーを押す。
- 何かキーを押す。
- 何かキーを押す。
- メニュー画面が表示されていることを確認し、「2」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 何かキーを押す。
- 何かキーを押す。
- 端末の画面に下の画像の画面が表示されている場合、「同意する」をタップする。
- 何かキーを押す。
- 何かキーを押して端末が再起動することを確認する。
- 端末のホーム画面が表示されたら何かキーを押す。
- 何かキーを押す。
- 時間がかかるので、しばらく待つ。
- 何かキーを押す。
- 何かキーを押す。
- 端末が自動的に2回再起動する。
- 何かキーを押す。
- ツールを終了する。
root化はこれで完了です。
ちなみに、端末の電源投入時(再起動含む)には、一度起動した後に自動で再起動がかかるようになります。
ちなみに、端末の電源投入時(再起動含む)には、一度起動した後に自動で再起動がかかるようになります。
これは、一度端末を起動した後、コピーしたsystem領域から端末を起動(自動マウント)しているためであり、正常な動作です。
※root化した後は、「端末の初期化」「端末の更新(Android バージョンアップ・ソフトウェア更新)」は行わないでください!これらを行う場合は、unroot化してから行って下さい。
root化(ビルド番号:01.00.07までの端末)
この作業は、ビルド番号:01.00.07まで端末向けの旧ツールのものです。
このツールの他に、後述するsystem領域自動マウントツールを使用する必要があります。
- 端末を起動してデバッグモードにし、ADBコマンドを使用できるようにした上でPCと接続する。
- ダウンロードした「sh06e_rooted_tools.zip」を展開し、「sh06e_rooted_tools.bat」をダブルクリックしてで実行する。
- 何かキーを押す。
- 下の画像の画面が表示された場合は、「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 画面の指示通りに端末の「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを入れて「OK」をタップし、何かキーを押す。
- 「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 何かキーを押す。
- 画面に指示が表示されるので、指示に従って進める。
この状態では、XposedやAdAwayなどのアプリやコピーしたsystem領域への変更が反映されません。それを解消するために、system領域の自動マウントを行います。
system領域の自動マウント
この作業は、ビルド番号:01.00.07までの端末向けの旧ツールのものです。
root化と同様に、ツール画面に表示される指示に従って進めていきます。
- 端末を起動してデバッグモードにし、ADBコマンドを使用できるようにした上でPCと接続する。
- ダウンロードした「mountsys_auto.zip」を展開し、「mountsys_auto.bat」をダブルクリックしてで実行する。
- 何かキーを押す。
- 下の画像の画面が表示されていることを確認し、「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 画面に指示が表示されるので、指示に従って進める。
これら2つの作業を行うことで、root化が完了します。
ちなみに、端末の電源投入時(再起動含む)には、一度起動した後に自動で再起動がかかるようになります。
これは、一度端末を起動した後、コピーしたsystem領域から端末を起動(自動マウント)しているためであり、正常な動作です。
※root化した後は、「端末の初期化」「端末の更新(Android バージョンアップ・ソフトウェア更新)」は行わないでください!これらを行う場合は、unroot化してから行って下さい。
unroot化(元に戻す)
ツール画面に表示される指示に従って進めていきます。
※不具合防止のため、必ずroot化時に使用したツールを用いてunroot化して下さい!
※ここでは、例として新ツール(sh06e_rooted_tools_0201.zip)を使用しています。
※不具合防止のため、必ずroot化時に使用したツールを用いてunroot化して下さい!
※ここでは、例として新ツール(sh06e_rooted_tools_0201.zip)を使用しています。
- 端末を起動してデバッグモードにし、ADBコマンドを使用できるようにした上でPCと接続する。
- ダウンロードした「sh06e_rooted_tools_0201.zip」を展開し、「sh06e_rooted_tools.bat」をダブルクリックして実行する。
※root化時に「sh06e_rooted_tools.zip」を使用した場合は、そちらを使用して下さい! - 何かキーを押す。
- 「3」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 「1」を入力し、「Enter」キーを押す。
- 何かキーを押す。
- 端末が自動的に再起動するので、終わるまで待つ。
※かなり時間がかかる場合があります。
- 端末の再起動が終了したことを確認し、何かキーを押す。
端末の初期化
ツールでのunroot化作業が終了したら、端末の初期化を行います。
これにより、root化残骸なども含めて本体内のデータが全て消去されます。
※意図しないデータ消去防止の為、microSDを取り外してから実行して下さい。これにより、root化残骸なども含めて本体内のデータが全て消去されます。
- 端末の「設定」アプリを開き、下にスクロールして「バックアップとリセット」をタップする。
- 「オールリセット」をタップする。
- 「本体内データを消去」の左にあるチェックボックスにチェックを入れ、「携帯端末をリセット」をタップする。
- セキュリティーキーを入力し、「OK」をタップする。
※初期状態のセキュリティーキーは「0000」です。
- 「すべて消去」をタップする。
- 端末が自動的に再起動し、データの消去が始まる。
- 再起動が完了し、初期設定画面が表示されたことを確認する。