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OnePlus OneにFactory Imageを書き込んで初期化する方法(CyanogenModやCyanogenOS)

OnePlus OneにFactory Imageを書き込んで初期化する方法です。これを行うことによって、端末を工場出荷時の状態にすることができます。

※端末に保存されているすべてのデータが消去されます!※

2015/3/8…Factory Image配信ページが変更されたため更新

Factory Imageとは

 Factory Imageとは、工場出荷時の初期ROMデータのことを言います。Factory Imageには、「system・boot(Kernel)・recovery・bootloader・radio・userdata・cache」などの各領域のイメージが含まれており、それらを端末に書き込むことで領域を完全に初期化することが出来ます。
また、前述した通り、書き込むイメージには「userdata」領域が含まれているため、Factory Imageを書き込むと内部ストレージやアプリなどのデータが消去されます。
 何らかの事情により、端末が正常に起動しなくなった、動作がおかしいなどの状態になった時は、Bootloaderが起動さえすればFactory Imageを書き込むことで、復帰する可能性があります。

 ※作業途中で絶対にパソコン・端末の電源を切らないでください!最悪の場合、全く起動しなくなることがあります!※

中国版への書き込み

 今回説明する方法は、国際版OnePlus Oneに搭載されている「CyanogenMod 11S」及び「Cyanogen OS 12」のFactory Imageについてです。
 中国版もこの方法でCyanogenMod 11SやCyanogen OS 12を書き込んで使用し、OTA更新も受けることができます。

 ただし、工場出荷時の状態に戻すことは出来ません。(出荷時点で異なるOS(Color OS)が搭載されているため)

準備

Factory Imageのダウンロード

 以下のファイルはこちらのページの「端末別 - OnePlus One - Factory Image」からもダウンロード可能です。

自動処理で行う場合のFactory Image(有志作成)

    1. こちらのページの「1. Download the factory image」から(又は、「Previous Factory Images:」から)対象のOnePlus Oneに合ったものをダウンロードする。
    2. ダウンロードしたFactory Imageは、拡張子が「.zip」になっているので、適切なソフトで解凍(中身を開くのではなく、展開)する。
      解凍されたフォルダの中にあるZIPファイル(cm-~~-bacon-signed-fastboot.zip)は解凍しないで下さい。

    手動書き込みで行う場合のFactory Image(公式提供)

    1. Cyanogen - Support」の「OnePlus One」から、Factory Imageをダウンロードする。
      ※ZIPファイル(~.zip)の方をダウンロードして下さい。
    2. ダウンロードしたFactory Imageは、拡張子が「.zip」になっているので、適切なソフトで解凍(中身を開くのではなく、展開)する。

      端末の準備

      BootloaderがUnlock済みである必要があります!Unlockされていないと書き込めません!
        1. 端末のBootloaderを起動する。
        2. パソコンとUSBで接続する。
        3. Bootloaderモードのドライバをインストールし、fastbootコマンドが使えるようにしておく。
         なお、古いAndroid SDKを使用していると「FAILED(remote: data too large)」というエラーが出る場合がありますので、SDK Managerから「Android SDK Tools」「Android SDK Tools Platform-tools」「Google USB Driver」などを最新のものに更新しておいて下さい

        Factory Imageの書き込み

          自動処理で書き込み

          OxygenOSから戻す場合はこの方法ではなく「手動で書き込み」の方法を利用して下さい!問題が発生する場合があります!
            1. ダウンロードしたFactory Imageの中の、「flash-all.bat」をダブルクリックする。
            2. Factory Imageの書き込み画面が出るので、書き込み終了までそのまま待つ。
              ※数分かかります。絶対に端末・パソコンの書き込み画面をいじらないでください
            3. "終了するには何らかのキーを押せ"という旨の英文が出てきたら、何かのキーを押す。
              ※途中で「failed」というメッセージが表示されている場合は、正しく書き込めていません。Bootloaderが確実にUnlockされているか確認して下さい。
            4. 端末の再起動が自動的に始まっているので、再起動完了まで待つ
            5. 再起動後、初期設定画面が表示される。

            手動で書き込み

            1. Factry Imageを展開したフォルダでコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを1行ずつ実行する。
              基本的にはすべてのコマンドを実行しますが、必要に応じて実行して下さい。
              ※「 #(コメント)」部分を除いたコマンドを実行して下さい。
              fastboot flash aboot emmc_appsboot.mbn #ブートローダー領域
              fastboot reboot-bootloader
              fastboot flash modem NON-HLOS.bin
              fastboot flash sbl1 sbl1.mbn
              fastboot flash rpm rpm.mbn
              fastboot flash tz tz.mbn
              fastboot flash oppostanvbk static_nvbk.bin #XNPH44Sから追加
              fastboot flash cache cache.img #キャッシュ領域
              fastboot flash boot boot.img #カーネル領域
              fastboot flash LOGO logo.bin #端末起動時のロゴ
              fastboot flash recovery recovery.img #リカバリ領域
              fastboot flash system system.img #システム領域
              fastboot flash userdata userdata.img(又は、userdata_64G.img) #ユーザーデータ領域(内部ストレージが全て初期化されます!初期化しない場合は実行しないでください!! )
              fastboot reboot-bootloader
              fastboot reboot
            2. 端末の再起動が始まっているので、再起動完了まで待つ
            3. 再起動後、初期設定画面が表示される。
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