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OnePlus One(A0001)の日本からの交換(RMA)・修理記録

OnePlus One(A0001)の日本からの交換(RMA)・修理記録です。

 日本からの交換(RMA)・修理を依頼する方法や製品の梱包、発送方法などを書いています。

OnePlusの交換(RMA)・修理について

 OnePlusでは、他の企業と同様に製品の交換(RMA)や修理を行っています。
 基本的に、ユーザーの過失ではない故障や不具合に関しては無償交換(RMA)ユーザーの過失による故障・不具合は有償修理(料金は程度に依る)になります。交換・修理に伴う配送・送料は全てOnePlusが手配・負担します。
 OnePlusの保証規定は、以下の画像の通りです。(こちらのページより)
 上の画像の通り、製品に対するクレーム(自然故障・不具合などの苦情)は購入から1年間受け付けているため、その期間内なら正当な理由があれば無償で交換(RMA)を行うことが出来ます。
 ちなみに、購入から14日以内であればどんな理由であっても返品することが出来ます。(送料自己負担)

日本からの交換(RMA)・修理の依頼

 日本はOnePlusの販売対象国ではないため、通常は依頼することが出来ません
 しかし、以下の条件を満たせば、日本からでも依頼することが出来ます
  1. 交換・修理をしてほしい製品を自力でOnePlus倉庫まで返送する。
  2. 交換・修理完了品を販売対象国(アメリカなど)から日本まで自力で転送する。(OnePlusから販売対象国まではOnePlusが配送・送料負担)
 上記のように、自力で返送・転送を行わなければならないため、費用がかかります

交換(RMA)・修理申請から手元に戻ってくるまで

 今回は、不具合が発生したOnePlus One(A0001:国際版)を交換(RMA)しました。

OnePlusへの問い合わせ

 OnePlusに発生している問題を報告し、問い合わせを行います。
  1. こちらのページにアクセスします。
  2. 各欄に必要な内容を英語で記入していきます。
    (明らかに交換・修理が必要な場合は、「Category」欄は「Repairs & Returns」を選択します。)
  3. 記入を終えたら、「SUBMIT NEW TICKET」をクリックし、書いた内容を提出します。
  4. 提出が完了すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
 問題の報告後、OnePlusと何度かやりとりを行います。
 今回の場合、途中いくつかの解決策を提示されましたが、それを行っても不具合が解消されることがなかったため、交換(RMA)になりました。
 ちなみに、OnePlusに提出した問い合わせの一覧、途中のやりとりなどはこちらのページから確認することが出来ます。

交換(RMA)の申請

 交換(RMA)の申請は、OnePlus側が行ってくれますので、自分で何かする必要はありません
 申請が完了すると、「OnePlus Store Account」の「RMA」欄に、申請したRMA内容が記載されます。(RMA欄はこちらのページ

OnePlusへの製品の返送

 前述の通り、日本はOnePlusの販売国ではないため、製品を引き上げてくれません。自力で返送する必要があります。
 今回は、返送手段としてEMSを利用しました。

返送先

 相談の結果、日本から一番近い香港倉庫へ製品を返送することになりました。

同梱物

 返送の際は「RMA slip」を同梱するように指示されます。
 「RMA slip」は、RMA欄の下からダウンロード(pdf)することが出来る「RMA DOCS」に含まれています。(1ページ目がRMA slip)
 「RMA slip」は下の画像のようになっています。ここに記載されている指示(Instructions)に従って製品を梱包します。
 「RMA slip」に記載されている指示は、以下の通りです。
  1. 全てのデータをバックアップすること
  2. 左上の「OnePlusロゴ」を切り取り、梱包のわかりやすい位置に貼り付けること
    また、RMA slipの下半分を切り取り、梱包の周囲に貼り付けること
  3. 修理&交換の場合
    • TNT運送(OnePlus指定の運送業者)に2ページ以降の文章(インボイス・MSDSなど)を手渡すこと今回は通常の手段ではないため、無関係
    • SIMカード・画面保護シート・背面カバー(付属品ではない場合)などの追加品を全て取り除き、製品本体・USBケーブル・SIM取り外し用ピンなどの初期付属品のみを返品すること
  4. 払い戻しの場合、製品本体・梱包・アクセサリー・文書・ケーブルなど払い戻したいもの全てを同梱すること今回は交換なので無関係
  5. 推奨梱包サイズは「18cm×18cm×5cm」で、大きく重くしてしまうと追加送料がかかる場合がある
 また、1ページ目の「RMA slip」の他に9ページ(TNT運送のインボイス・MSDSなど)ありますが、今回は通常のRMAではないため、それらは必要ないとのことでした。(利用する運送業者によっては必要になる場合があります)

製品の梱包

 梱包は、上記指示通り18cm×18cm×5cm程の大きさにするため、製品購入時のダンボール箱をそのまま使用します。
 返送する製品をこのダンボール箱に入れてガムテーム等で厳封し、指示通りに「OnePlusロゴ」と「RMA slip」の下半分を貼り付けました。

インボイスとEMSラベルの用意

 今回は、日本郵便のEMS(国際スピード郵便)を利用しました。
 EMSの利用に伴い、日本郵便指定のインボイスに必要事項を記入する必要があります。
 インボイスは、各郵便窓口でも入手することが出来ますが、事前にこちらからダウンロード(xls)して記入し、印刷した方が楽です。
日本郵便指定EMSインボイス
 記入内容は、「RMA DOCS」の3ページ目(Invoice)を参考にしました。備考欄などは書かなくて良いようです。お届け先住所は、RMA DOCSに記載されているものではなく、別途OnePlusから指示された住所を記入しました。
 また、EMSラベルへの記入も必要になります。こちらは、上記の作成したインボイスを参考に記入しました。
 インボイスと同様に各郵便窓口でも入手することが出来ますが、こちらからネット上で作成することも出来ます。(画像は日本郵便より)

製品の発送

 インボイスとEMSラベルを用意し、返送する梱包と一緒に郵便窓口に提出します。
 今回の郵便窓口では、梱包の無料包装材への封入、インボイスの同梱、EMSラベルの貼り付けなど全て係員の方が行ってくれました。
 最終的に、以下の画像の様なパッケージとなり、発送しました。

送料・配送日数

 今回かかった送料と配送日数は以下の通りです。
  • 送料
     1430円=1380円(608g:日本→香港)+50円(損害保険掛け金
  • 配送日数
     約2日(45時間23分)
 送料は意外と安く、1500円弱でした。また、窓口提出からわずか2日で到着と非常に速かったです。

消費税の還付について

 以前輸入したものを返品交換で輸出国へ返送するため、輸入時に支払った消費税の還付を受けることが出来ます
 条件や申請方法は以下の通りです。(東京税関より)
 今回は、必要書類の用意や提出の手間を考慮した結果、申請は行いませんでした

OnePlusから製品(交換品)の受け取り

 返送品がOnePlusに到着してから数日後、交換品の発送準備中である連絡が来ました。
 発送先住所は、アメリカの転送サービス(malltail)の住所を伝えました。
 実際に発送されたのは、到着から5日後でした。

送料・配送日数

 今回かかった送料と配送日数は以下の通りです。
  • 送料(転送サービス:ドル→円はカード会社の請求額に基づく)
     1698円($14.16)=$34.16(malltail)-$20.0(malltail:割引クーポン)
  • 配送日数
     約16日=約5日(OnePlus到着→交換品発送)+約2日(交換品発送→米国転送先)+約9日(米国転送先→日本)
 ちなみに、転送サービス(malltail)には、$1.00(=$349(本体価格)-$348(割引・交換のため))と申告したためか、消費税はかかりませんでした。(本来、割引は$349.00だが、通関可能最低金額が$1.00なので$348で申告)
 また、転送サービスの休業日があったため、通常より数日遅れました。

最終的にかかった費用と日数

  • 費用
     3128円=1430円(日本からOnePlus)+1698円(OnePlusから日本)
  • 日数
     約18日=2日+16日
 費用は3200円程、日数は2週間程(転送サービス休業日を抜いた場合)となりました。

まとめ

  • 販売対象国から交換・修理を行う場合、OnePlusが全て手配
  • 日本から交換・修理を行う場合、自力での返送・転送が必要
  • 費用は3200円(当時)程2週間程度で戻ってくる
 海外購入品の場合、日本からはサポートを受け付けない企業が多い中、OnePlusは多少費用と時間はかかるものの、きっちり受け付けてくれました。
 ひどい不具合や不良があった場合、破損させてしまった場合などには、諦めずに交換・修理を依頼してみてはいかがでしょうか。
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