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【レビュー】首掛け式のBluetoothイヤホン「SoundPEATS Q800」

首掛け式のBluetoothイヤホン「SoundPEATS Q800」の使用レビューです。

SoundPEATS Q800

SoundPEATSという名前をあまり耳にしたことのない方も多いかもしれませんが、中国・深センに2010年に設立された会社「Shenzhen SoundSOUL information technology Co., Ltd」のブランドとして展開されているようです。

SoundPEATSのイヤホンはコスパが高いと結構人気で、最近ではAmazon.co.jpのイヤホン売れ筋ランキングに多くの製品がランクインしています。

そんなSoundPEATS 様から「SoundPEATS Q9A」、「SoundPEATS M20」に続き、今回は「SoundPEATS Q800」というイヤホンを頂きましたので、実際に使ってレビューしてみました。

今回は本体が大きいだけあって、硬い段ボール製でかなりしっかりしたパッケージが使われています。
裏面には各ボタンの説明やスペックなどが記載されています。
付属品は交換用イヤーパッド(S/M/L:Mは既に装着済み)、ケーブル長さ調整用リング、microUSBケーブル、説明書でした。必要な物はほとんど揃っています。
本体は光沢のあるブラックで、指紋や汚れが目立つ反面、簡単に拭き取れるようになっています。
イヤホンはカナル型が採用されています。イヤーパッドはS/M/Lの3種類と付け替え可能です。(画像はMサイズ)
裏側にはマイク穴のようなものが見えます。公式スペックには書かれていませんが、もしかしたらノイズキャンセリング対応なのでしょうか。
首掛け部分は非常に柔軟性があり、こんなに曲げても全く問題ありませんでした。耐久性は高そうです。
イヤホン部分は本体とマグネットでくっつくようになっており、持ち運び時などにイヤホンケーブルが絡まるといったことがないようになっています。
といっても吸着力はそこまで強くなく、間違ってくっつけたまま引っ張ってしまっても簡単に取れ、断線することはなさそうです。
装着時に右側に来る部分には、手前側から「音量+」「音量-」「通話」ボタンが、左側は「前の曲」「次の曲」「再生/一時停止」ボタンがあります。
大きめなので手の感触だけでどのボタンが判別しやすく、運動しながらでも押しやすそうです。
右側の内側には、マイクとスライド式の電源ボタン、充電用のmicroUSBポートがあります。microUSBポートはキャップがされており、汗などで腐食しないようになっています。
通話ボタン部分がLEDになっており、充電状態やバッテリー残量などがわかるようになっています。
充電時の様子
ケーブル長さ調整用のリングは、このように首掛け部分にケーブルと一緒にはめて使います。元々装着されている2つと合わせて4つが付属しています。

音質自体は良好、高中音が抑えられた低音が大きめ

Q800はBluetoothイヤホンですが、aptXという高音質・低遅延で音楽を転送できる規格に対応しています。(詳しくはこちらのサイトなど)
実際にスマートフォン(Nexus 6P)とペアリングして聴いてみると劣化している様子もなく、有線イヤホンとほとんど変わらない音質に感じられました。音飛びもありません。
音質自体は全く問題ないと思います。

一方、音の傾向としてはQ9Aと似たような感じで、ベース音など低音が大きめ、高中音は抑えられている印象でした。こもって聞こえる感じがするかもしれません。
運動しながら使うのであれば丁度良いかもしれませんが、普段使うならイコライザで調整が必要かもしれません。(低音抑えめ・高音多めなど)

また、本体部分は首に掛かり、イヤホン部分はケーブルのみという構造になっているため、耳にかかる負担が少なく、ワイヤレスのBluetoothイヤホンにしてはかなり軽い装着感です。ケーブルも必要最小の長さなので、体に擦れてノイズが入るといったこともありませんでした。
その分本体部分が大きくなっていますが、ボタンも大きく運動しながらでも簡単に操作ができました。

マイクは普通に使用できるが、若干ノイズあり

マイクが付いており、ハンズフリーで通話することができます。
実際に試してみましたが、相手の声を聞くのは全く問題ありませんでした。
一歩、こちらの声は若干ノイズ混じりで相手に聞こえており、使用できなくはないものの普段とはちょっと違和感があるといった感じです。

スポーツ用に有力な選択肢の一つ

Bluetoothイヤホンというと本体が大きく耳に負担がかかってしまう製品が多い中、イヤホンと本体を分離して負担を軽くしたQ800はなかなか良い製品だと思いました。

また、その分離型構造を活かし、本体部分に余裕のあるバッテリー(連続10時間駆動)や大きく操作のし易いボタンを配置しており、運動しながらでも使いやすい作りになっています。
もちろん、汗濡れ防止のUSBポートのキャップや柔軟性が高い首掛け部分など耐久性も考慮されています。

光沢のある本体はちょっと安っぽく見えるものの、付いた汚れを簡単に拭き取れることがスポーツ向け製品としては良い点だと思いました。

スポーツ用Bluetoothイヤホンの有力な選択肢の一つとなりそうです。

SoundPEATS Q800は、Amazon.co.jpにて2,899円(2015/12/22時点)で販売中です。製品公式サイトはこちら
※Q800は現在のところ在庫切れ(2016/1/5時点)となっており、後継品(?)のSN01という製品が販売されています。
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