ASUS最新タブレット「ASUS ZenPad 8.0」を約1ヶ月使ってみた感想です。
先日のASUS 最新 ZenPad/ZenFone 体験セミナーにて頂いた「ASUS ZenPad 8.0」を実際に使用してわかったことなどを書いています。
プリインストールアプリは最初から入っているためすぐ使えて便利かもしれませんが、ユーザーが自分の好きなアプリを探して使うというのも楽しみ方の1つだと思うので、もう少し考えて欲しかったです。
先日のASUS 最新 ZenPad/ZenFone 体験セミナーにて頂いた「ASUS ZenPad 8.0」を実際に使用してわかったことなどを書いています。
ASUS「ZenPad」シリーズ
ASUS「ZenPad」は「Zen」シリーズ初のタブレット製品となります。
今回の「ZenPad」には「ZenPad S 8.0」「ZenPad 8.0」「ZenPad 10」の3機種がありますが、その内ZenPad 8.0本体と上記のアクセサリーを提供して頂いたため、今回はそのソフトウェアを中心に見ていきたいと思います。(ちなみに、本体の他に木製スタンドや画面拭き、手提げ袋などを頂きました)
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※バッテリーケースとオーディオカバーは後日送付であるため、画像中にはありません。
ASUS ZenPad 8.0
ASUS ZenPad 8.0は、通話とモバイル通信に対応した8インチタブレットです。
デザインや映像、オーディオといった部分にこだわって作られています。
また、特色あるアクセサリーによって自分の使い方に合わせてカスタマイズすることが出来ます。
デザインや映像、オーディオといった部分にこだわって作られています。
また、特色あるアクセサリーによって自分の使い方に合わせてカスタマイズすることが出来ます。
OSはAndroid 5.0.2、SoC(CPU)は64bit 4コア、RAMは2GBであり普段使いには十分な性能を持っています。
カラーバリエーションは「ブラック」「ホワイト」「シルバー」の3色があります。
カラーバリエーションは「ブラック」「ホワイト」「シルバー」の3色があります。
日本ではまだ販売されていないものの、2015年8月下旬頃の発売を予定(29800円:税抜)しているそうです。
※機能やスペックについて詳しくは「【ASUS ZenPad 8.0】ASUS最新タブレット「ASUS ZenPad 8.0」の機能や特長まとめ」をご覧ください。
※機能やスペックについて詳しくは「【ASUS ZenPad 8.0】ASUS最新タブレット「ASUS ZenPad 8.0」の機能や特長まとめ」をご覧ください。
アプリを自動的に分類してくれるランチャー
空いている部分を長押しするとランチャーの設定が表示されます。画面の枚数や遷移エフェクトなどを変更することもできます。
このランチャーですが、インストールされているアプリを自動的にカテゴリ別に分類してくれます。割と正確に分けてくれるので、アプリを探すのが非常に楽です。
もちろん、全てのアプリを一覧表示することもできます。プリインストールアプリは多めだが、削除可能
こちらが初期状態で入っているアプリ一覧です。
GoogleサービスやZenUIはいいとして、電子書籍やYahoo!など関係のないものや用途がよくわからないものもいくつかありました。
普段使っている端末では最小限のプリインアプリしか入っていないので、ちょっと多いなという印象を受けました。
一応、大半をアンインストール(もしくは無効化)できるので、ある程度選択可能です。(その作業自体が煩わしいかもしれませんが)
プリインストールアプリは最初から入っているためすぐ使えて便利かもしれませんが、ユーザーが自分の好きなアプリを探して使うというのも楽しみ方の1つだと思うので、もう少し考えて欲しかったです。
プリインなのに広告付きアプリも
最も驚いたのが、「Clean Master」というスマホの最適化系アプリです。
これがメーカー製端末に入っているアプリにも関わらず広告を表示してきます。こんな感じでロック画面にも出てくるので非常に目障りです。
これがメーカー製端末に入っているアプリにも関わらず広告を表示してきます。こんな感じでロック画面にも出てくるので非常に目障りです。
目障りな広告 |
怪しい感じの日本語で通知も出してきます。(アプリを更新したら一度も起動していないのに出ました)
調べてみると割と人気アプリなようだったので入れたのかもしれませんが、せめて広告無しのものにすべきだと思いますね。
クイック設定はカスタマイズ可能
通知バーを下にスワイプして下げることでクイック設定を出すことができ、各種設定を素早く行うことができます。
この項目は自分で選択することができますが、何故か最低8つ以上表示させなければなりません。使わない項目もあるので数制限無しで非表示にさせて欲しかったです。
ベンチマークは低いが、快適な動作
ベンチマークを取ってみました。アプリはお馴染みのAnTuTu Benchmarkです。
適当なタイミングで3回計測した結果がこちらです。
多少ばらついていますが、21000前後といった感じでしょうか。ちなみに、他の端末との比較はこんな感じです。
同じASUSのZenFone 2やOnePlus Oneといったハイスペック端末と比べるとやっぱり低いですね。
しかし、実際のところそんなにスペックの低さを感じたことはなく、むしろこのスペックなのにこんなに軽く動くの!?と思うほどサクサク動作でした。
CytusやDeemo、Dynamixといったゲームをプレイしましたが引っかかることなくスムーズに動いていました。一般的なアプリやゲームであれば全く問題無いと思います。
電池持ちは良い
電池持ちは悪く無いと思います。スリープ状態では数日持ちました。
ですが、やはりずっと使っていると1日は持ちません。別売の「パワーケース」やモバイルバッテリーが必要だと思います。
ちなみに、残量0%からフル充電まで4時間程度でした。
Visual Masterによって写真を美しく表示
ZenPad 8.0の画面はHD(1280×800)ですが、補正技術のVisual MasterによってフルHDにも劣らない表示が可能となっているそうです。実際に画像を表示してみると、とても綺麗で美しく、解像感のある映像になっていました。
※下の画像はカメラで撮影しているので少し乱れています。
場面によっては"アダ"となることも
一方で、補正されるがゆえにおかしな表示になってしまうこともありました。
Visual Masterには、文字をくっきり表示する機能もあるのですが、黒背景に白文字の映像では文字が滲んだように表示されてしまいました。
カメラで撮りにくいので画像はありませんが、コントラストを効かせすぎたような表示になってしまいます。
この文字補正機能はユーザーで調整することが出来ないため、改善して欲しいところです。
Visual Masterには、文字をくっきり表示する機能もあるのですが、黒背景に白文字の映像では文字が滲んだように表示されてしまいました。
カメラで撮りにくいので画像はありませんが、コントラストを効かせすぎたような表示になってしまいます。
この文字補正機能はユーザーで調整することが出来ないため、改善して欲しいところです。
便利なジェスチャー機能
画面をなぞったり本体を裏返したりしてアプリ起動や機能動作を行うことができます。
タッチジェスチャーでは、最近の端末では一般的になりつつある"ダブルタップウェイク"はもちろん、6つのパターンに好きなアプリを割り当てて画面を消した状態からでも一発で起動することができます。
ちゃんと認識してくれるので、頻繁に起動するアプリを割り当てておくと便利だと思います。
タッチジェスチャーでは、最近の端末では一般的になりつつある"ダブルタップウェイク"はもちろん、6つのパターンに好きなアプリを割り当てて画面を消した状態からでも一発で起動することができます。
ちゃんと認識してくれるので、頻繁に起動するアプリを割り当てておくと便利だと思います。
実際につかってみた様子がこちらの動画です。ダブルタップで画面ON、"C"でカメラ起動、"W"でブラウザ起動を行っています。
また、モーションジェスチャーでは本体を振ったり裏返したりすることでスクリーンショットやミュートを行うことができます。
自動起動マネージャで不要アプリを停止
インストールして一度でも起動するとそのままバックグラウンドで動き続けてしまうアプリは多くあります。
このようなアプリはメモリを消費してしまうため知らぬ間に端末が重くなっているということがありますが、自動起動マネージャで不要アプリの自動起動を止めて軽くすることができます。
このようなアプリはメモリを消費してしまうため知らぬ間に端末が重くなっているということがありますが、自動起動マネージャで不要アプリの自動起動を止めて軽くすることができます。
素晴らしいイコライザー
DTSの技術が使われたイコライザーですが、正直かなり良いです。
OFFの状態では、いわゆる普通のタブレットの音で平べったく、シャカシャカした印象でした。
しかし、ONにすると高音から低音までバランス良く出ており音に奥行きと広がりが生まれたという感じで、ガラリと印象が変わりました。
しかし、ONにすると高音から低音までバランス良く出ており音に奥行きと広がりが生まれたという感じで、ガラリと印象が変わりました。
もちろん別売の「オーディオカバー」(6スピーカー)を使うのが最も良いのですが、端末のみ(シングルスピーカー)でここまでの音が出せるのは素晴らしいと思います。
画質は必要十分、様々な効果があり楽しめるカメラ
800万画素センサを搭載しており、タブレットとしては十分な画質で撮影できます。
実際に幾つか写真を撮ってみました。(長辺が2000pxになるようにリサイズしています)
まずは、普通に撮影した場合です。
若干のノイズが気になりますが綺麗に撮れているのではないでしょうか。
次に同じ場面をHDRで撮影した場合です。
暗い部分が明るくなり全体的に見やすくなりました。特に、夜間では劇的に変化しています。
昼間ではちょっと効果が掛かり過ぎて違和感のある画になってしまっています。
しかし、ZenPad 8にはフラッシュが搭載されていないので、夜間で明るく撮れるHDRは場面によっては使えるモードかもしれません。
他にもローライトモードやミニチュアモードで撮影してみました。(これらのモードでは解像度が自動的に低く設定されます)
今回紹介したもの以外にも様々なモードがあるので、好みや場面に合わせた撮影ができそうです。
まずは、普通に撮影した場合です。
オートモードで撮影 |
オートモードで撮影 |
オートモードで撮影 |
次に同じ場面をHDRで撮影した場合です。
HDRモードで撮影 |
HDRモードで撮影 |
HDRモードで撮影 |
昼間ではちょっと効果が掛かり過ぎて違和感のある画になってしまっています。
しかし、ZenPad 8にはフラッシュが搭載されていないので、夜間で明るく撮れるHDRは場面によっては使えるモードかもしれません。
他にもローライトモードやミニチュアモードで撮影してみました。(これらのモードでは解像度が自動的に低く設定されます)
今回紹介したもの以外にも様々なモードがあるので、好みや場面に合わせた撮影ができそうです。
ローライトモードで撮影 |
ミニチュアモードで撮影 |
その他
Data transferで他端末から簡単に移行可能
他の端末から簡単にデータを移せるようにする仕組みが用意されています。これを使用すると連絡先等がBluetooth経由で転送されるようです。
100GB(2年間)のGoogleドライブストレージ利用権が付いてくる
セットアップ途中にGoogleドライブのプロモーションが表示され、100GBが2年間無料で利用することが出来るようになります。
価格に対して非常に満足できる端末
全体的には使いやすく便利に作られていると感じました。
特に、イコライザーやVisual Masterによって低価格タブレットでありながら音や映像に迫力や綺麗さが出るのは良いです。ここに関しては予想以上でした。
また、自動起動マネージャやアプリを自動分類するランチャーは地味ですが割と便利な機能です。
いろいろと工夫され便利に作られていますが、そのせいで重くなっているということはなくカタログスペックの割にはサクサク動作します。3Dゲームなどは流石にキツいですが、一般的な利用では十分でしょう。
29800円(税別)という価格に対してとても満足できる端末です。
特に、イコライザーやVisual Masterによって低価格タブレットでありながら音や映像に迫力や綺麗さが出るのは良いです。ここに関しては予想以上でした。
また、自動起動マネージャやアプリを自動分類するランチャーは地味ですが割と便利な機能です。
いろいろと工夫され便利に作られていますが、そのせいで重くなっているということはなくカタログスペックの割にはサクサク動作します。3Dゲームなどは流石にキツいですが、一般的な利用では十分でしょう。
29800円(税別)という価格に対してとても満足できる端末です。
私が現在持っているタブレットはNexus 7(2012)なのですが、その後継として丁度良いのではないかと思います。(値段面も性能面も)
一部改善すべき点もありますが、ソフトウェアはアップデートで変更可能なので、是非ともユーザーのフィードバックを取り入れて改善していってほしいなと思います。
ZenPad 8.0(Z380KL)は、ASUS公式ストアのほか、Amazon.co.jpや全国の家電量販店などで販売されています。
ZenPad 8.0(Z380KL)は、ASUS公式ストアのほか、Amazon.co.jpや全国の家電量販店などで販売されています。
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Asustek 2015-08-21