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端末が掴んでいるLTEバンド(周波数)を簡単に確認できるアプリ

端末が掴んでいるLTEバンド(周波数)を簡単に確認できるアプリを紹介します。

端末単体で簡単にLTEバンドを確認

今までも単体でバンド表示が可能な端末はありましたが、特定のメーカー(SamsungやLGなど)の一部端末のみと非常に限られていました。
それ以外の端末では、端末をDIAGモードにしツールを使ってPCで確認するか、DIAGモードにできない場合はそもそも確認できません。

ところが、root権限が必要であるものの、端末単体でLTEバンド表示できる無料アプリがリリースされていたので紹介します。
これらは、Android 6.0以降の端末ならばメーカーを問わず表示できるようです。
→Android 6.0以下でも表示可能だそうです。

※Xperiaでは表示できなかったという報告があります。

※今回紹介するアプリでは、3Gのバンドは表示できないようです。

LTEバンドが表示できるアプリ

今回紹介するアプリは「LTE Discovery」と「Signal Check Pro」の2つです。

どちらを使っても表示できますが、「LTE Discovery」の方が見やすく、表示内容が多いのでオススメです。
(「Signal Check Pro」は有料な上、周波数(MHz)しか表示されない)

※両アプリ共にNexus 6Pで動作確認済み

LTE Discovery

LTE Discovery
LTE Discovery
開発元:Simply Advanced
無料
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無料で使える「LTE Discovery」というアプリです。
有料版と比べていくつか機能が制限されていますが、バンド表示には無料版で十分です。

インストール後、メニューボタンから「Settings」を開き、「Labs」内の「More signal data」にチェックをすることで表示されます。
設定の変更が必要
このように、通信中のバンドがEARFCNと周波数、番号で表示されます。
また、周辺セルのバンドも表示されます。
通信中バンドと周辺バンドが表示される

Signal Check Pro

SignalCheck Lite
SignalCheck Pro
\367
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こちらは有料の「Signal Check Pro」というアプリです。
無料版もありますが、設定機能にアクセス出来ないよう制限されているため、バンド表示ができません。

インストール後、メニューボタンから「Preferences...」を開き、「General Settings」内の「Enable Modem Commands」にチェックをすることで表示されます。
設定の変更が必要
このように、通信中のバンドがEARFCNと周波数で表示されます。

バンド表示以外の機能も

Android 6.0以降、root権限必須、LTEのみと限定的ではありますが、このようにバンドを表示することができます。
海外端末などを購入する際に、自宅で快適に使えるのか事前に確認したいといった時に役立つかもしれませんね。
(3Gも表示できればプラスエリア検証に使えるのですが…。)

なお、今回はバンド表示に限って紹介しましたが、これ以外にも様々な機能があります。

例えば、ログ機能ではどの位置でどのバンドを掴んだかなどを記録することができるので、バンドのサービス範囲を把握するのに便利かもしれません。

無料で使えるので、気になる方は是非試してみてください。
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