以前から登場が噂されていた「OnePlus 2」が正式発表されました!
端末の簡単な紹介とスペック、実機動画などをまとめてみました。
そして、招待状を貰ったが、自分で使用する予定はないという人は早めに欲しい人に譲ることをおすすめします。→今回から個人へ配布された招待状の共有は出来なくなりました。
端末の簡単な紹介とスペック、実機動画などをまとめてみました。
2015/12/4…招待制が廃止され、自由に購入可能になったことについて追記
2015/9/17…販売店情報を追加
2015/9/13…発送先によってどの地域版が送られてくるか変わることについて追記
2015/9/13…発送先によってどの地域版が送られてくるか変わることについて追記
2015/8/15…中国版がデュアルスタンバイ非対応であることに関して追記
2015/7/31…国際版の対応バンドが間違っていたので更新
OnePlus 2について
「OnePlus 2」は、2015/7/29 11:00(日本時間)に発表された、中国のOnePlusが製作したスマートフォンです。
OnePlusは2014年に高性能と低価格を両立させ話題となった同社初のスマートフォン「OnePlus One」を発売していますが、OnePlus 2はその後継機となります。
※OnePlus Oneの詳細については「【OnePlus One】OnePlus One(A0001)の購入記録(購入から手元に届くまでなど)」を参照して下さい。
OnePlus Oneは「2014 FLAGSHIP KILLER」と謳っていましたが、OnePlus 2は「2016 FLAGSHIP KILLER」と謳っており、スペックや価格に相当自信があるようです。
製品公式サイトはこちらです。
OnePlusは2014年に高性能と低価格を両立させ話題となった同社初のスマートフォン「OnePlus One」を発売していますが、OnePlus 2はその後継機となります。
※OnePlus Oneの詳細については「【OnePlus One】OnePlus One(A0001)の購入記録(購入から手元に届くまでなど)」を参照して下さい。
OnePlus Oneは「2014 FLAGSHIP KILLER」と謳っていましたが、OnePlus 2は「2016 FLAGSHIP KILLER」と謳っており、スペックや価格に相当自信があるようです。
製品公式サイトはこちらです。
概要
デザイン
前面下部には指紋センサーを兼ねたホームボタンがあります。
このホームボタンはiPhoneやGalaxyのように押し込み式ではなく、静電式となっておりタッチするだけで反応します。
また、ホームボタン左右の「―」形状の静電式ボタンは自分で機能割当を変更可能(「戻る」や「メニュー」など)です。
このホームボタンはiPhoneやGalaxyのように押し込み式ではなく、静電式となっておりタッチするだけで反応します。
また、ホームボタン左右の「―」形状の静電式ボタンは自分で機能割当を変更可能(「戻る」や「メニュー」など)です。
背面にはデュアルLEDフラッシュとカメラ、そしてレーザーAFがあります。質感はOnePlus Oneを踏襲したもの(Sandstone Black)になっています。
フレームにはマグネシウムとアルミニウムの合金が使用されており、剛性は問題無さそうです。
側面には、電源・音量ボタンの他に右の画像のような「アラートスライダー」があります。このスライダーを操作することで端末の通知状態(なし・優先のみ・通常など)を変更することができます。指紋センサー
指紋センサーを搭載しています。iPhoneなどに搭載されているTouch IDより高速に認識できるらしく、現在の市場で最高速の認識速度を誇るセンサー(プレゼンでは0.36秒と発表)を採用しているそうです。これにより、端末のロックや決済時の認証を安全かつ簡単に行うことができます。
USB Type C
充電・通信用ポートとして従来のmicroUSBに代わりUSB Type Cが採用されました。最近ではChromebookやMacBookにも搭載されており、今後主流になっていくであろう規格です。
USB Type CはmicroUSB異なり端子の裏表の区別がなく、どちら向きでも接続することが出来ます。
しかし、残念ながらUSB 3.0/3.1ではなく2.0なので通信速度はOnePlus Oneと同等です。
しかし、残念ながらUSB 3.0/3.1ではなく2.0なので通信速度はOnePlus Oneと同等です。
Qualcomm Snapdragon 810 v2.1
SoCにはQualcomm Snapdragon 810 v2.1を搭載しています。Qualcomm Snapdragon 810は他社のフラッグシップ端末にも多数採用されている非常に高性能なプロセッサです。
しかし、高性能故の発熱による性能低下が大きな問題となっています。しかし、こちらの"v2.1"ではその問題が改善されています。4GB LPDDR4
RAMには4GB LPDDR4を搭載しています。OnePlus Oneでは3GBでしたが、それを上回る4GB(64GBモデル)であり、強力なマルチタスキングを発揮し動作が重くなることはほとんど無さそうです。
また、LPDDR4は従来のLPDDR3と比べると低電圧化・広帯域化が図られており、2倍ほど高速になっているにもかかわらず消費電力が少なくなっています。
強化されたカメラ機能
センササイズは1.3μmとなり暗所でも明るい像を撮ることができます。
また、光学手ブレ補正(OIS)に対応し、安定した撮影を行うことが可能になりました。
また、光学手ブレ補正(OIS)に対応し、安定した撮影を行うことが可能になりました。
そして、なんとレーザーAFに対応しており、わずか0.2秒で対象にピントを合わせることが可能だそうです。
更に、OPPO Find 7で採用されていた5000万画素画像の生成にも対応しています。
更に、OPPO Find 7で採用されていた5000万画素画像の生成にも対応しています。
バッテリー
バッテリーはOnePlus Oneの3100mAhから3300mAhへと増量されました。
しかし、残念ながらSnapdragon 810では標準対応されている急速充電(Qualcomm Quick Charge 2.0)や無接点充電(Qi)には対応していません。
しかし、残念ながらSnapdragon 810では標準対応されている急速充電(Qualcomm Quick Charge 2.0)や無接点充電(Qi)には対応していません。
デュアルSIM
デュアルSIMに対応しており、nanoSIMを2枚利用することができます。「Dual SIM Dual Standby」(DSDS)方式で、両方のSIMで待ち受け・どちらか一方のSIMで通話/通信となります。(2G/3G/4Gの組み合わせは不明)
※中国版は「Dual SIM Single Standby」(DSSS)方式で、デュアルスタンバイに対応していません。(切り替えは可能)
モデルの違い(北米版・欧亜版・中国版)について
OnePlus 2には北米版・欧亜版・中国版が存在し、それぞれ端末の型番と搭載OS、対応バンドが異なります。
OnePlusとしては、北米版・欧亜版を合わせて国際版(Global phones)と呼んでいるようです。
OnePlusとしては、北米版・欧亜版を合わせて国際版(Global phones)と呼んでいるようです。
- 国際版(北米版・欧亜版)
- Oxygen OS 2.0.0を搭載(Android 5.0 ベース)
- 各地域の「OnePlus.net」で販売(
アメリカサイトでは北米版、それ以外では欧亜版だと思います→発送先によりどちらになるか決まるという報告有り) - 北米版…発送先が北米の場合
- 欧亜版…発送先が欧州(ヨーロッパ)の場合(中国以外のアジアの場合も?)
- 中国版
- Hydrogen OS(H2OS)を搭載(Android 5.0 ベース)
- 「OnePlus.cn」や中国国内販売店で販売
- デュアルスタンバイに非対応(OnePlus Forumの公式見解で発表)
※IMEIが1つしか割り当てられていないため。切り替えは可能。
残念ながら、OnePlus Oneに搭載されていた「Cyanogen OS」は採用されていません。
しかし、恐らくカスタムROM(CyanogenMod)は対応するので近い機能を利用することができると思います。
また、注意しなければならないのが発送先によってどの地域版かが決まるという点です。今までは北米へ転送して購入している方が多かった(私もその一人です)と思いますが、今回同じようにしてしまうと北米版が送られてきてしまいます。下記の「モデルと対応バンド」を参照すればわかると思いますが、日本で使用する場合には欧亜版(EU/Asia)が最適であるため、発送先を欧州(中国以外のアジアでも可?)にしなければなりません。
しかし、恐らくカスタムROM(CyanogenMod)は対応するので近い機能を利用することができると思います。
また、注意しなければならないのが発送先によってどの地域版かが決まるという点です。今までは北米へ転送して購入している方が多かった(私もその一人です)と思いますが、今回同じようにしてしまうと北米版が送られてきてしまいます。下記の「モデルと対応バンド」を参照すればわかると思いますが、日本で使用する場合には欧亜版(EU/Asia)が最適であるため、発送先を欧州(中国以外のアジアでも可?)にしなければなりません。
モデルと対応バンド
各モデルの対応周波数バンドは以下の通りです。(太字は日本国内でサービスされているバンド、その内、赤字はNTTdocomoでサービスされているバンド)
- 北米版(North America・A2005)
- 2G(GSM)
850/900/1800/1900MHz - 3G(W-CDMA)
2100(1)/1900(2)/1700&2100(4)/850(5)/900(8) - 4G(FDD-LTE)
2100(1)/1900(2)/1700&2100(4)/850(5)/2600(7)/900(8)/700(12)/700(17) - 欧亜版(EU/Asia・A2003)
- 2G(GSM)
850/900/1800/1900MHz - 3G(W-CDMA)
2100(1)/1900(2)/850(5)/900(8) - 4G(FDD/TDD-LTE)
2100(1)/1800(3)/850(5)/2600(7)/900(8)/800(20)/2570~2620(38)/2300~2400(40)/2496~2690(41) - 中国版(China・A2001)
- 2G(GSM)
850/900/1800/1900MHz - 3G(W-CDMA/TD-SCDMA)
2100(1)/1900(2)/850(5)/900(8)/2010~2025(34)/1880~1920(39) - 4G(FDD/TDD-LTE)
2100(1)/1800(3)/2600(7)/2570~2620(38)/1880~1920(39)/2300~2400(40)/2496~2690(41)
日本国内においては、国際版か中国版が使用に適していそうです。→どちらもB41に対応しているため、デュアルスタンバイ対応も考えると欧亜版(EU/Asia)が使用に適しています。
そして、中国では時分割(TDD)方式のCDMA/LTEがサービスされているため、LTE B41に対応しています。LTE B41は、auのWiMAX2+・SoftBankのAXGPに当たるので、au・SoftBankで使用したい場合は中国版が良いかもしれません。
※auでの通話には対応していません
また、NTTdocomoプラスエリアには対応していませんが、OnePlus Oneではバンドを書き換えて対応できたので、今回も対応させることができるかもしれません。
国際版の対応バンド(OnePlusインド公式ページより) |
主要スペック
主要なスペックは以下の通りです。
なお、同梱物は本体の他に充電器・USBケーブルとなっています。
ちなみに、残念ながらNFCとQuick Charge 2.0には非対応です。
メーカー | OnePlus | |
モデル | 北米版(North America・A2005) / 欧亜版(EU/Asia・A2003) / 中国版(China・A2001) | |
価格 | 16GB(3GB RAM):$329 / 64GB(4GB RAM):$389 ※北米版・欧亜版の価格 | |
OS | Android 5.0 "Lollipop" Oxygen OS 2.0.0 (北米版・欧亜版) / Android 5.0 "Lollipop" Hydrogen OS(H2OS)(中国版) | |
SoC | CPU:Qualcomm Snapdragon 810 MSM8994-v2.1 Cortex-A57+A53 1.5+1.8GHz 4+4コア / GPU:Adreno 430 630MHz | |
RAM | 3 / 4GB LPDDR4 ****MHz | |
ROM | 16 / 64GB eMMC 5.0 | |
サイズ | 高さ:151.8mm / 幅:74.9 mm / 厚さ:9.85mm | |
重さ | 175g | |
画面 | 5.5インチ / 1080×1920 / 16:9 / 401ppi / IPS LCD In-Cell / Corning Gorilla Glass 3 | |
バッテリー | 3300mAh Li-Po (取り外し不能) | |
ネットワーク
| GSM | 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz(全モデル) |
WCDMA/TD-SCDMA
| 1 / 2 / 4 / 5 / 8(北米版) | |
1 / 2 / 5 / 8(欧亜版) | ||
1 / 2 / 5 / 8 / 34 / 39(中国版) | ||
LTE
| 1 / 2 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17(北米版) | |
1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 38 / 40 / 41(欧亜版) | ||
1 / 3 / 7 / 38 / 39 / 40 / 41(中国版) | ||
リアカメラ | 1300万画素 f/2.0 / デュアルLEDフラッシュ / 4K / HDR / 120fps スローモーション / OIS / レーザーAF | |
フロントカメラ | 500万画素 | |
SIM | nanoSIM×2(DSDS) ※中国版はDSSS | |
microSD | なし | |
接続端子 | USB 2.0 Type C / 3.5mmヘッドホンジャック | |
無線通信 | Bluetooth 4.1 / Wi-Fi Dual-band IEEE 802.11 b/g/n/ac 2.4&5GHz | |
スピーカー | 下向きデュアルスピーカー | |
センサー | GNSS(GPS / GLONASS) / 加速度計 / ジャイロ / 磁力計 / 周囲光センサー / 指紋センサー | |
色 | サンドストーン ブラック(背面カバーの交換で色変更可能) | |
備考 | 招待制で販売。NFCとQuick Charge 2.0には非対応。 |
価格と発売日
2015/8/11に発売される予定です。
今回も公式ストアでは招待制での販売になります。但し、招待状の配布数はOnePlus Oneの2014年末時点程度からを予定しているとのことで、以前よりは入手しやすくなっているようです。→招待制が廃止され、自由に購入可能になりました。(「OnePlus 2の招待購入制が廃止、招待状不要で自由に購入可能に」)
価格はOnePlus Oneから値上がりしているものの、$329からとスペックに対して非常に低価格です。
なお、今回も日本への直接発送は行っていないためOnePlus Oneと同様に転送サービスを利用する必要があります。
※転送サービス利用などについては「【OnePlus One】OnePlus One(A0001)の購入記録(購入から手元に届くまでなど)」が参考になると思います。
OnePlus Oneの時と同様に、OPPOMartを初めとした中国国内の非公式販売店でも取り扱われていますが、多くが中国版であるため注意が必要です。
価格はOnePlus Oneから値上がりしているものの、$329からとスペックに対して非常に低価格です。
なお、今回も日本への直接発送は行っていないためOnePlus Oneと同様に転送サービスを利用する必要があります。
※転送サービス利用などについては「【OnePlus One】OnePlus One(A0001)の購入記録(購入から手元に届くまでなど)」が参考になると思います。
OnePlus Oneの時と同様に、OPPOMartを初めとした中国国内の非公式販売店でも取り扱われていますが、多くが中国版であるため注意が必要です。
主な販売店
OnePlus公式ストアでは購入に招待状が必要ですが、それ以外の販売店(非公式販売店)では招待状は不要です。
- OnePlus公式(OnePlus.net)※北米版・欧亜版(発送先によって決定)/日本直送不可
- 16GB ROM/3GB RAM…$329.00
- 64GB ROM/4GB RAM…$389.00
- GearBest
※中国版/日本直送可 - 16GB ROM/3GB RAM…$389.40
- 64GB ROM/4GB RAM…$435.99
- OPPOMart
※中国版/日本直送可 - 16GB ROM/3GB RAM…$319.00
- 64GB ROM/4GB RAM…$419.00
- 1ShopMobile.com
※中国版/日本直送可 - 16GB ROM/3GB RAM…販売なし
- 64GB ROM/4GB RAM…$429.00
招待制による購入(公式ストア)
~2015/12/4追記~
招待制が廃止され、自由に購入可能になりました。詳細はこちら。
OnePlus Oneと同様に、公式ストアでは最初は購入に招待制が採用されています。そのため、購入には招待状を手に入れる必要があります。
招待状はこちらから申し込むことで手に入れることができます。
申込以外では、既にOnePlus 2を購入した人や招待を貰った人から共有してもらう方法やOnePlus公式コンテストやプロモーション等で貰う方法があります。
2015/7/30 22:54時点で既に90万以上の申し込み |
また、招待状には使用期限があり、それを過ぎると購入できなくなってしまいます。
参考までに、OnePlus Oneの場合は、CLAIM前(使用前・他人に共有できる状態)では6日間、CLAIM後(使用後・他人に共有できない状態)では24時間です。CLAIM後は時間が無いので、CLAIM前に準備を行っておくといいと思います。
実機動画
既に一部のメディアにはOnePlus 2が配布されており、早速動画が公開されています。
こちらは5種類の背面カバーを比較した動画です。
こちらの動画では実際の化粧箱を確認することができます。
まとめ
- 価格は$329(16GB/3GB)と$389(64GB/4GB)
- 発売は2015/8/11
- 最初は招待制での販売→自由に購入可能になりました
- 北米版・欧亜版・中国版が存在し、OSや対応バンド、デュアルスタンバイ対応が異なる
- 日本で使用するなら欧亜版(EU/Asia)がおすすめ
- OnePlus OneからCPU・RAM・指紋認証・USB・カメラ機能などが大幅進化
- NFCや急速充電に非対応
OnePlus Oneから順当に進化したスペックになっています。特に、Snapdragon 810 v2.1や4GB RAMなどは他社フラッグシップと遜色ありません。そして、指紋認証やレーザーAF、USB Type Cなど先進的な機能も取り入れられています。
しかし、画面がフルHDであったり、何よりもNFCと急速充電(Quick Charge 2.0)に非対応であったりと残念な部分もあります。「2016 FLAGSHIP KILLER」を名乗るならばこの辺りもしっかり対応して欲しかったというのが正直なところです。
しかし、それでもスペックに対して低価格であることは間違いありません。「2016 FLAGSHIP KILLER」に相応しいスペックかはなんとも言えませんが、購入の価値は十分にあると思います。
購入に招待制をとっていますが、今回は招待数を多く取っているようなので入手しやすくなっていると思います。安くて高性能な端末が欲しいと考えている方は検討してみてはいかがでしょうか?
参考サイト
- OnePlus公式サイト
- OnePlus 2 - OnePlus.net(アメリカ)
- OnePlus 2 - OnePlus.net(インド)
- 一加手机2参数|一加手机官网(中国)