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【レビュー】「Xperia X Performance」の性能をチェック―発熱が少なく高性能

Xperia X Performanceの性能をチェックをチェックしてみました。
全体的な動作感やベンチマークテストの結果などを書いています。

Xperia X Performance

Sonyは2012年よりフラッグシップ端末「Z」シリーズを展開してきましたが、2016年からは「X」へと受け継がれました。

その「X」シリーズ第1弾として発表されたのが「Xperia X Performance」。
5インチ画面にSnapdragon 820、RAM 3GBなどを搭載した最新のハイエンド端末です。

そんなXperia X Performanceを、Xperiaアンバサダーで発売前にお借りすることが出来ましたので、今回はその性能をチェックしてみました。


なお、今回お借りしたのはSoftBank版である「Xperia X Performance 502SO」のホワイト色です。他のキャリア版ではソフトウェアやロゴの入り方などが異なるのでご注意下さい。

ゲームの動作は非常に良好

いくつかのゲームをプレイして動作をチェックしてみましたが、どのゲームも非常にスムーズで文句なし
流石Snapdragon 820を搭載しているだけあるな、という動きを見せていました。

現状リリースされているタイトルであればどれでも問題なくプレイできるのではないでしょうか。


ただ1つ気になったのが、「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)では自動で「2D軽量」が選択されたことです。
"デレステ"では自動で「2D軽量」が選択された
ハイエンド端末なのでそんなのありえないだろうと思って手動で「3D標準」にしてプレイしたところ、全く問題ありませんでした

どうやら、搭載SoC(Snapdragon 820)が新しすぎてデレステ側で判定できないようです。
もしもプレイする際は手動で「3D標準」に変更することを忘れないようにしましょう。

発熱は少なく、冷却も速い

これらのゲームをした直後の端末温度をCPU-Zで確認してみました。
ゲームプレイ直後の端末温度
いくつか項目がありますが、50度弱といったところです。

Xperia Z4/Z5を始めとしたSnapdragon 810搭載端末では発熱がひどく、60度を超えることもありました。
それと比べると本機は非常に抑えられています。Snapdragon 820やメタルボディのおかげでしょうか。

実際の感触はほんのり熱くなっているという感じで、熱すぎて持っていられないということは全くありませんでした。
また、発熱しても、動作の軽いアプリなどをいじっていれば数分ですぐに冷えました。冷却性能はかなり良好です。

プレゼンでは熱性能がZ5比で30%向上したと言っていましたが、確かに改善されているようです。

ベンチは他の端末より若干低い?

最後に、いくつかのベンチマークアプリで試した結果を載せておきます。

Quadrant Standard Edition
Quadrant Standard Edition
Geekbench 3
Geekbench 3
3DMark - The Gamer's Benchmark
AnTuTu Benchmark
AnTuTu Benchmark
全体的に非常に高く、ハイエンド端末だけはありますね。

この中でもAnTuTu Benchmarkについて見てみると約115,000点となっています。
Snapdragon 810搭載のNexus 6Pが約90,000点なので、それを大きく上回る性能です。


ちなみに、同じSnapdragon 820を搭載したGalaxy S7 edgeやHTC 10、Xiaomi Mi5などは約130,000点
本機の約110,000点という性能は同じSoC搭載の割にはちょっと低いですね。

何故低いのかハッキリとした原因はわかりません。
恐らく、メモリの少なさ(他が4GBに対し、本機は3GB)やキャリア向けカスタマイズ、ファームウェアが開発版であるといったことが影響しているのかもしれません。


しかしながら、従来の端末を上回る高性能であることには間違いなく、実際の使用感も極めて良好でした。
Xperia X Performanceの動作は十分に満足できるものだと思います。

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