以前から登場が噂されていた「OnePlus X」が正式発表されました!
端末の簡単な紹介とスペック、実機動画などをまとめてみました。
2015/11/4…製品型番や販売店リンクを追加
端末の簡単な紹介とスペック、実機動画などをまとめてみました。
2015/11/4…製品型番や販売店リンクを追加
OnePlus Xについて
「OnePlus X」は、2015/10/29(日本時間)に発表された中国のOnePlusが製作したスマートフォンです。OnePlusは2014年に高性能と低価格を両立させ話題となった同社初のスマートフォン「OnePlus One」を発売し、2015年7月にはその後継となる「OnePlus 2」を発売しています。
今回の「OnePlus X」は、そのOnePlus 2の小型廉価版とも言うべき端末となっています。
製品公式サイトはこちらです。
概要
OSにはAndroid 5.1.1ベースのOxygen OSを採用しています。
大きさは、高さ:149mm / 幅:69mm / 厚さ:6.9mmで、重さは138gとOnePlus 2やOnePlus Oneより小型になっています。
デザイン
OnePlus 2と同様に、前面下部の中央にはホームボタン、見辛いですがその左右には「―」形状の静電式ボタンがあります。このボタンは自分で機能割当を変更可能(「戻る」や「メニュー」など)です。ホームボタンは指紋センサーではなく、普通の静電式のようです。
OnePlus OneやOnePlus 2と異なり光沢のある仕上げになっているようです。
フラットでスッキリとした印象を受けます。
カメラは背面の左上に配置されています。
エッジはカットされており、手に馴染みやすくなっています。
フラットでスッキリとした印象を受けます。
カメラは背面の左上に配置されています。
エッジはカットされており、手に馴染みやすくなっています。
側面はローレット加工が施されており、滑りにくくなっています。
左側面にはOnePlus 2と同様の「アラートスライダー」があります。このスライダーを操作することで端末の通知状態(なし・優先のみ・通常など)を変更することができます。
左側面にはOnePlus 2と同様の「アラートスライダー」があります。このスライダーを操作することで端末の通知状態(なし・優先のみ・通常など)を変更することができます。
右側面には、上からnanoSIM/microSDカードスロット、音量ボタン、電源ボタンがあります。
スピーカーはOnePlus Oneと同様に本体底面に設置されています。
接続端子はUSB Type-Cではなく、microUSBです。
国際版として販売されるモデルの色はOnyxとCeramicです。
このうち、Ceramicは限定生産モデルとなっており、欧州とインドで10000台のみ販売されます。
色は2色のみですが、バリエーションある保護ケースを用意しているようです。
こちらはホワイトをベースとした色調で、サイドがゴールドとなっています。
画面とサイズ
OnePlus OneやOnePlus 2と同じフルHD解像度(1080×1920)ですが、5.0インチと小さくなっているため、401ppi→441ppiとより高精細になっています。
また、同社初となる有機EL(AMOLED)を採用しています。
SoCとRAM
SoCにはQualcomm Snapdragon 801 MSM8974AB 2.3GHz 4コアを使用、RAMは3GBとOnePlus Oneと同クラスの構成になっています。
画面解像度も同じなので、恐らく動作感や性能もOnePlus Oneと同等になっていると思います。
※中国版ではRAMが2GBのモデルもあるので注意
※中国版ではRAMが2GBのモデルもあるので注意
カメラ
1300万画素のf/2.2カメラを搭載しています。
位相検知AFに対応しており、わずか0.2秒で対象にピントを合わせることが可能だそうです。
また、ISOCELLテクノロジーによりノイズが少なくシャープな画像を撮影することができるそうです。
(ISOCELL搭載ということはSamsung製センサ?)
残念ながら、OnePlus 2では対応していた光学手ブレ補正(OIS)や4K撮影には非対応です。
バッテリー
バッテリーは2525mAhを搭載してます。
OnePlus Oneと同じようなスペックなのに500mAhほど削減されているため、電池持ちが気になりますね。(有機ELなので消費は少なくなっていると思いますが…)
FMラジオ対応
同社の端末としては初めてFMラジオに対応しました。(日本の放送周波数に対応しているかは不明)
デュアルSIMとmicroSDに対応
OnePlus 2と同様にデュアルSIM(nanoSIM x 2)に対応しています。「Dual SIM Dual Standby」(DSDS)方式で、両方のSIMで待ち受け・どちらか一方のSIMで通話/通信となります。(3G/4G+2Gなので、日本では利用できません)
そして、デュアルSIMの片方のトレイを使用することでmicroSDにも対応することができます。
モデルの違い(北米版・欧印版・中国版)について
OnePlus Xには北米版・欧印版・中国版(2種)が存在し、それぞれ端末の型番と搭載OS、対応バンド、本体色が異なります。
- 国際版(北米版・欧印版)
- Oxygen OSを搭載(Android 5.1.1 ベース)
- 各地域の「OnePlus.net」で販売
- 色:Onyx / Ceramic
- 中国版(2種)
- H2OSを搭載(Android 5.1.1 ベース)
- 「OnePlus.cn」や中国国内販売店で販売
- 色:皓月白 / 暗夜黑 / 黑色(陶瓷版)
OnePlus 2と同じ販売体系ならば、公式ストアの場合は発送先によって北米版・欧印版かが決まります。
今までは北米へ転送して購入している方が多かった(私もその一人です)と思いますが、今回同じようにしてしまうと北米版が送られてきてしまいます。
日本で使用する場合には欧印版(EU/India)が最適であるため、発送先を欧州(中国以外のアジアでも可?)にしなければなりません。(公式ストアで購入する場合のみ)
なお、OnePlus 2では国際版と中国版でデュアルSIMの挙動が異なりましたが、OnePlus中国の記述によると今回は共にDSDS方式なようです。(日本では意味がありませんが…)
今までは北米へ転送して購入している方が多かった(私もその一人です)と思いますが、今回同じようにしてしまうと北米版が送られてきてしまいます。
日本で使用する場合には欧印版(EU/India)が最適であるため、発送先を欧州(中国以外のアジアでも可?)にしなければなりません。(公式ストアで購入する場合のみ)
なお、OnePlus 2では国際版と中国版でデュアルSIMの挙動が異なりましたが、OnePlus中国の記述によると今回は共にDSDS方式なようです。(日本では意味がありませんが…)
モデルと対応バンド
各モデルの対応周波数バンドは以下の通りです。(太字は日本国内でサービスされているバンド、その内、赤字はNTTdocomoでサービスされているバンド)
- 北米版(North America・E1005)
- 2G(GSM)
850/900/1800/1900MHz - 3G(W-CDMA)
2100(1)/1900(2)/1700&2100(4)/850(5)/900(8) - 4G(FDD-LTE)
2100(1)/1900(2)/1700&2100(4)/850(5)/2600(7)/900(8) - 欧印版(EU/India・E1003)
- 2G(GSM)
850/900/1800/1900MHz - 3G(W-CDMA)
2100(1)/1900(2)/850(5)/900(8) - 4G(FDD/TDD-LTE)
2100(1)/1800(3)/850(5)/2600(7)/900(8)/800(20)/2570~2620(38)/2300~2400(40) - 中国版(China)
- China Mobile/China Unicom版・E1001?
- 2G(GSM)
850/900/1800/1900MHz - 3G(W-CDMA/TD-SCDMA)
2100(1)/1900(2)/850(5)/900(8)/2010~2025(34)/1880~1920(39) - 4G(FDD/TDD-LTE)
2100(1)/1800(3)/2600(7)/2570~2620(38)/1880~1920(39)/2300~2400(40)/2496~2690(41) - 全キャリア版
- 2G(GSM)
850/900/1800/1900MHz - 3G(W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000)
2100(1)/1900(2)/850(5)/900(8)/2010~2025(34)/1880~1920(39)/800(BC0) - 4G(FDD/TDD-LTE)
2100(1)/1800(3)/2600(7)/2570~2620(38)/1880~1920(39)/2300~2400(40)/2496~2690(41)
日本での利用は欧印版か中国版(全キャリア版)が適しています。
NTT docomoではどちらでも変わりませんが、SoftBankやauで使用する場合はLTE B8とB41対応の有無が異なるので注意が必要です。
なお、中国版(全キャリア版)はCDMA2000 BC0に対応しているため、auでの通話が利用できる可能性があります。
また、NTT docomoプラスエリアには対応していませんが、OnePlus Oneではバンドを書き換えて対応できたので、今回も対応させることができるかもしれません。
主要スペック
公式サイトから購入した場合の付属品はmicroUSBケーブル、充電器、保護ケースです。
残念ながら、NFCとQuick Charge 2.0、Wi-Fi 5GHzには非対応です。
メーカー | OnePlus | |
名称 | OnePlus X | |
モデル | 北米版(North America・E1005) / 欧印版(EU/India・E1003) / 中国版(China Mobile/China Unicom版・E1001、全キャリア版) | |
価格 | 16GB(2GB RAM):$xxx / 16GB(3GB RAM):$249 | |
OS | Android 5.1.1 "Lollipop" Oxygen OS(北米版・欧印版) / Android 5.1.1 "Lollipop" H2OS(中国版) | |
SoC | CPU:Qualcomm Snapdragon 801 MSM8974AB Krait 400 2.3GHz 4コア / GPU:Adreno 330 xxxMHz | |
RAM | 2 / 3GB LPDDR3 ****MHz | |
ROM | 16GB eMMC 5.0 | |
サイズ | 高さ:149mm / 幅:69mm / 厚さ:6.9mm | |
重さ | 138g(Onyx) / 160g(Ceramic) | |
画面 | 5.0インチ / 1080×1920 / 16:9 / 441ppi / Corning Gorilla Glass 3 | |
バッテリー | 2525mAh Li-Po (取り外し不能) | |
ネットワーク
| GSM: | 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz(全モデル) |
WCDMA/TD-SCDMA:Band
| 1 / 2 / 4 / 5 / 8(北米版) | |
1 / 2 / 5 / 8(欧印版) | ||
1 / 2 / 5 / 8 / 34 / 39(中国版(China Mobile/China Unicom)) | ||
1 / 2 / 5 / 8 / 34 / 39 / CDMA2000 BC0(中国版(全キャリア版)) | ||
LTE:Band
| 1 / 2 / 4 / 5 / 7 / 8 (北米版) | |
1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 38 / 40(欧印版) | ||
1 / 3 / 7 / 38 / 39 / 40 / 41(中国版(China Mobile/China Unicom)) | ||
1 / 3 / 7 / 38 / 39 / 40 / 41(中国版(全キャリア版)) | ||
リアカメラ | 1300万画素 f/2.2 / HDR / 120fps スローモーション / 位相検知AF | |
フロントカメラ | 800万画素 f/2.4 | |
SIM | nanoSIM×2(DSDS) | |
microSD | 対応(最大128GB・デュアルSIMの1枚分と排他利用) | |
接続端子 | microUSB / 3.5mmヘッドホンジャック | |
無線通信 | Bluetooth 4.0 / Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n 2.4GHz | |
スピーカー | 下向きスピーカー(モノラル?) | |
センサー | GNSS(GPS / GLONASS / BeiDou) / 加速度計 / ジャイロ / 近接 / 周囲光 / HALL(磁気センサ?) | |
色
| 国際版:Onyx / Ceramic(限定生産) / Champagne ※色のバリエーションがある専用ケースも販売 | |
中国版:皓月白(White) / 暗夜黑(Black) / 黑色(Ceramic) | ||
備考 | 招待制で販売。NFCとQuick Charge 2.0、Wi-Fi 5GHzには非対応。中国版の「基础版」のみRAMが2GB。 |
価格と発売日
2015/11に発売される予定です。
こちらによると、今回も公式ストアでは招待制での販売になりますが、最初の1ヶ月だけだそうです。11月から一部の特別ユーザーや予約リストに登録したユーザーなどに配布するそうです。(12月以降の予定は不明)
→毎週火曜日は自由に購入可能となりました。詳しくは「OnePlus Xの招待購入制が一部廃止、毎週火曜日は招待状不要で自由に購入可能に」をご覧ください。
価格は$249と非常に低価格です。
なお、今回も日本への直接発送は行っていないためOnePlus Oneと同様に転送サービスを利用する必要があります。
※転送サービス利用などについては「【OnePlus One】OnePlus One(A0001)の購入記録(購入から手元に届くまでなど)」が参考になると思います。
OnePlus Oneの時と同様に、中国国内の非公式販売店でも取り扱われると思われますが、多くが中国版であるため注意が必要です。
こちらによると、今回も公式ストアでは招待制での販売になりますが、最初の1ヶ月だけだそうです。11月から一部の特別ユーザーや予約リストに登録したユーザーなどに配布するそうです。(12月以降の予定は不明)
→毎週火曜日は自由に購入可能となりました。詳しくは「OnePlus Xの招待購入制が一部廃止、毎週火曜日は招待状不要で自由に購入可能に」をご覧ください。
価格は$249と非常に低価格です。
なお、今回も日本への直接発送は行っていないためOnePlus Oneと同様に転送サービスを利用する必要があります。
※転送サービス利用などについては「【OnePlus One】OnePlus One(A0001)の購入記録(購入から手元に届くまでなど)」が参考になると思います。
OnePlus Oneの時と同様に、中国国内の非公式販売店でも取り扱われると思われますが、多くが中国版であるため注意が必要です。
主な販売店
OnePlus公式ストアでは購入に招待状が必要ですが、それ以外の販売店(非公式販売店)では招待状は不要です。
- OnePlus公式(OnePlus.net)※日本直送不可/発送先によって北米版か欧印版かが決定
- 16GB ROM/3GB RAM…$249.00
- GearBest
※中国版(どちらのバージョンか不明)/日本直送可 - 16GB ROM/2GB RAM(皓月白(White) / 暗夜黑(Black))…$279.99
- 16GB ROM/3GB RAM(皓月白(White) / 暗夜黑(Black))…$289.69
- OPPOMart
※中国版(どちらのバージョンか不明)/日本直送可 - 16GB ROM/2GB RAM(皓月白(White) / 暗夜黑(Black))…$249.00
- 16GB ROM/3GB RAM(皓月白(White) / 暗夜黑(Black))…$299.00
- GeekBuying
※中国版(China Mobile/China Unicom版)/日本直送可 - 16GB ROM/2GB RAM(皓月白(White) / 暗夜黑(Black))…$279.99
- 16GB ROM/3GB RAM(皓月白(White) / 暗夜黑(Black))…$288.99
上記販売店以外でも売られています。
招待制による購入(公式ストア)
OnePlus Oneと同様に、公式ストアでは最初は購入に招待制が採用されています。そのため、購入には招待状を手に入れる必要があります。
招待状はこちらから申し込むことで手に入れることができます。
また、招待状には使用期限があり、それを過ぎると購入できなくなってしまいますので注意が必要です。
→毎週火曜日は自由に購入可能となりました。詳しくは「OnePlus Xの招待購入制が一部廃止、毎週火曜日は招待状不要で自由に購入可能に」をご覧ください。
→毎週火曜日は自由に購入可能となりました。詳しくは「OnePlus Xの招待購入制が一部廃止、毎週火曜日は招待状不要で自由に購入可能に」をご覧ください。
実機動画
既に一部のメディアにはOnePlus Xが配布されており、動画が多数公開されています。
まとめ
- 価格は$249(16GB/3GB)
- 発売は2015/11
- 最初は招待制での販売→毎週火曜日は自由に購入可能
- 北米版・欧印版・中国版(2種)が存在し、OSや対応バンドなどが異なる
- 日本で使用するなら欧印版(EU/India)か中国版がおすすめ
- OnePlus Oneと基本的に同等なスペック
- NFCや急速充電、Wi-Fi 5GHzには非対応
OnePlus 2の独自機能をOnePlus Oneに入れ込んで小型化した端末といった感じです。そのため、
$249(約30000円)という低価格にも関わらず、満足できる性能を維持できています。
しかし、単にOnePlus One相当のスペックにしただけではなく、microSD対応や有機EL採用などプラスな要素も盛り込まれています。
また、デザインもフラットで光沢のある背面や側面のメタル部分など$249の端末とは思えない高級感があります。
スペックや機能、デザインなどが手堅くまとめられており、価格とのバランスが取れた良い端末ですね。
小型のサブ端末が欲しい方や安いけどきっちりと動くスペックを持った端末が欲しい方におすすめだと思います。
$249(約30000円)という低価格にも関わらず、満足できる性能を維持できています。
しかし、単にOnePlus One相当のスペックにしただけではなく、microSD対応や有機EL採用などプラスな要素も盛り込まれています。
また、デザインもフラットで光沢のある背面や側面のメタル部分など$249の端末とは思えない高級感があります。
スペックや機能、デザインなどが手堅くまとめられており、価格とのバランスが取れた良い端末ですね。
小型のサブ端末が欲しい方や安いけどきっちりと動くスペックを持った端末が欲しい方におすすめだと思います。
参考サイト
- OnePlus公式サイト
- OnePlus X - OnePlus.net(アメリカ)
- 一加X|一加手机X(中国)