Googleのエンジニアが一部端末で破損の危険があるため、OnePlusの「USB Type-C」製品は購入しないよう警告していました。
問題の内容や対象となる製品について書いています。
2015/12/4…対象製品の全額返金が発表されたことについて追記
そんなOnePlusですが、OnePlus 2では従来のmicroUBSに変わってUSB Type-C端子を採用しました。
そのため、アクセサリーとしてUSB TypeC-USBケーブルやUSB TypeC-microUSB変換アダプタなどを販売しています。
今回、Googleエンジニアの「Benson Leung」氏の検証により、それらのUSB TypeC製品が3Aの急速充電に適合しておらずUSBハブや充電器、PC等を破損させる危険があることが判明しました。
問題の内容や対象となる製品について書いています。
2015/12/4…対象製品の全額返金が発表されたことについて追記
OnePlusのUSB Type-C製品
※USB Type-C問題の概要と安全な製品についてまとめました。詳しくは「「USB Type-C」問題と"安全に"使える製品のまとめ」をご覧ください。
OnePlusといえば中国のスマートフォンメーカーで、OnePlus OneやOnePlus 2、OnePlus Xといったコストパフォーマンスに優れた製品を販売していることで有名です。
OnePlusといえば中国のスマートフォンメーカーで、OnePlus OneやOnePlus 2、OnePlus Xといったコストパフォーマンスに優れた製品を販売していることで有名です。
そのため、アクセサリーとしてUSB TypeC-USBケーブルやUSB TypeC-microUSB変換アダプタなどを販売しています。
今回、Googleエンジニアの「Benson Leung」氏の検証により、それらのUSB TypeC製品が3Aの急速充電に適合しておらずUSBハブや充電器、PC等を破損させる危険があることが判明しました。
仕様と異なる識別抵抗(identifier resistor)の使用が原因
同氏によると、この問題は仕様と異なる識別抵抗(identifier resistor)を使っていることが原因だそうです。
OnePlusのUSB TypeC製品には標準USBパワー用抵抗(USB 2.0規格の充電?)の代わりに3A急速充電用抵抗が使われている(uses a 3A identifier resistor instead of the "Default USB Power" one)とのこと。
その結果、3A急速充電に対応している端末では、接続機器に関わらず"常に"3A急速充電を行おうとしてしまうそうです。
そのため、3A出力に対応していない機器(充電器やUSBハブ、PCのUSBなど)に接続した場合、過負荷がかかり、それらが破損する危険があるということらしいです。
問題が発生する機器
対象となるOnePlusのUSB Type-C製品
同氏は具体例として、「OnePlus Type-C Cable」と「OnePlus USB Type-C Adapter」のみを挙げていましたが、恐らくOnePlusが販売している全てのUSB TypeC製品が該当すると思われます。(OnePlus 2付属のケーブルも対象)
対象となる端末や機器
3A急速充電に対応している端末を、OnePlusのUSB TypeC製品を介して、3A急速充電に対応していない機器に接続した場合に問題となります。
3A急速充電に対応していない端末や、全ての機器が3A急速充電に対応している場合は問題ありません。
下記の1-2の場合のみに問題が発生します。
- 3A急速充電"対応"端末(Nexus 5X/Nexus 6P/Chromebook Pixelなど)
- 3A急速充電"対応"機器に接続→問題なし
- 3A急速充電"非対応"機器に接続→破損の危険あり
- 3A急速充電"非対応"端末(OnePlus 2など)
- 3A急速充電"非対応"機器に接続→問題なし
-
3A急速充電"対応"機器に接続→問題なし
同社の販売するOnePlus 2は3A急速充電に対応していないため問題ありません。
特に注意したいのが、今年発売したNexus 5X、Nexus 6P、Chromebook Pixelでは問題が発生する可能性があることです。
これらの機器ではOnePlusのUSB TypeC製品を使用しないことをおすすめします。
~2015/12/4追記~